機動戦艦ナデシコ
1301話
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具合に」
敢えて口にしないが、シャドウはIWSPを参考にして開発されてるので、宇宙、地上、空中、水中といった風に特に設定の変更もないまま全領域に対応出来る。
その上でPT用の武器を自由に使えるという事もあって、万能過ぎる量産機と言ってもいい。
……まぁ、コスト的にカスタム機並の高コストなんだから、そのくらいは当然だろうが。
「他にはエステバリス最大の特徴でもあるIFSがあるが……正直、俺自身が今までナノマシン系等の技術で色々と酷い目に遭ったりして、苦手意識があるからな。そっちは悪いがサンプル以上の意味はないだろうな」
サンプルという言葉が気に触ったのか、パイロット勢……それとビックバリアの時にナノマシンを注入したジュンも若干険しい表情を浮かべていた。
「木星蜥蜴側には結構欲しい技術があるんだけどな」
「木星蜥蜴に?」
その言葉は聞き逃せないと告げてくるプロスペクターの言葉に頷きを返す。
「ああ。例えばバッタのような無人機。俺達シャドウミラーでも無人機は主戦力と言ってもいいが、それでもバッタ程に小さくはない。エステバリスよりも大きいしな。他にもその無人機を運ぶという意味でチューリップに興味があったんだが……」
視線をイネスの方へと向ける。
戦闘前のイネスの言葉を聞く限り、チューリップは輸送艦とか輸送ポッドとかいう扱いじゃなくて、転移システムの出口先みたいな扱いらしいしな。
その転移がナデシコ世界以外でも使えるのならいいんだが、その辺は要検証といったところか。
そういう意味では、寧ろカトンボや大型戦艦辺りのローコストで作れる戦艦の方が使い勝手はいいかもしれない。
無人機だって事は人が必要って訳でもないだろうし。
そんな風に考えながら、俺は改めてブリッジを一瞥する。
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