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ボカロ☆ロマンス
第15話 散策??嵐山?? 京都編2
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ー伽耶視点ー

1月2日・午後0時…京都・晴れ

ミク「うぅ〜ん??やっと降りられたぁ…」
リン「本当ね…なんだかんだ言って私たち、4時間も新幹線に乗せられたものね。流石の私も話のネタがなくなっちゃうかと思ったよ〜」
ミク「リンちゃんと伽耶さんずっとしゃべってましたもんね…」
大輝「本当にお前らずっーと煩かったな。他のお客さんにも迷惑だっただろうに…」
伽耶「別にいいじゃない??どうせ指定席だったんだし…それよりお兄ちゃん達が逆に静か過ぎだったんだよ」
大輝「悪いけど、良識ある男子ならこんなとこで無駄に時間を使ったりしないんだよ」ドヤァ
伽耶「あーもう、うざい??」ドカァ??
大輝「ぎゃあああああ??」

新幹線が東京を出発しておよそ4時間。私たちはちょうどお昼頃、京都に到着した。途中、岐阜県とか凄い雪で無事に到着できるか心配だったけど…まぁだいぶ遅れたけれど、無事に到着出来たのでオーケーってことで。いやぁ指定席じゃなかったら結構やばかった…おじいちゃんがお金持ちでよかった。(なお、今回の京都旅行の費用は全て伽耶の祖父持ちである。なんでも、大切な孫へのプレゼントなんだとか。実は伽耶の祖父は株で大成功して、総資産が兆を超えるほどの大金持ちなのだ)

大輝「伽耶さん…?先ほどの蹴りかなり効いたんですけど…」
伽耶「自業自得??」
大輝「えー…」

お兄ちゃんってこんなにうざい奴だったっけ?
…昔はもっと尊敬してたはずなのになぁ。

リン「ねぇ伽耶ちゃん、今から何処に行くの?」
伽耶「ん?そうねぇ…とりあえず嵐山かしら」
大輝「嵐山?今回の旅行の目的は北野天満宮じゃないのか?」
伽耶「誰だっけ?1日自由時間が欲しいだなんて言ってきたのは?その人のせいで2日目以降の計画が思いっきり狂ったんだけどなぁ」
大輝「…返す言葉もございません」
伽耶「まぁ嘘だけど」
大輝「嘘か〜い??」
伽耶「やっぱり目的を達成するのは最終日がいいかなぁってさ」
伽耶「だから…例え何があっても最後は笑って御詣りしようね…」
大輝「…ったり前だろ」
ミク「伽耶さん中々粋なことを考えますね」
リン「勿論だよ〜」
レン「…」

なんだか変な雰囲気になっちゃった。でも…みんなに私の願いが伝わったからよかったとするか。
なんかレンがかなり無反応だったけれど…きっと笑ってくれるよね…いや、レンが思わず笑ってしまうような楽しい旅行にしてしまえばいいのよね。
見ててよレン??必ず私が笑わせてみせるわ??
…なんか今の私レンのことしか考えてなかったわね。なんだか顔も心なしか赤いような。





レン「無くさせたりしないさ…伽耶達の笑顔は」






ー大輝視点ー

1月2日・午後2時…京都・嵐山・晴
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