暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒衣の創造神〜
第5巻
生徒会室での談笑×黒鐵改フリーズにより気絶した一夏
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うせ俺が勝つけどな」

俺の安い挑発として手をくいくいとやって、来いと言う風なので構えを取っていた楯無。徒手空拳も得意中の得意で、一見隙だらけに見えても楯無も動けないでいた。基本に充実な足移動をして、俺の腕を取るが一瞬にして返して楯無の体は畳に投げ落とされた。俺の指が頸動脈に触れたのか、楯無はハッとして見てた。

「これで一回死んでるな」

「や、やるわね」

立ち上がってから、しばらく観察していたが来ないのでこちらから行くと目の前を急接近した為かすり足移動か古武術の奥義である『無拍子』でもない事を知らない楯無であった。人間は簡単に言えばリズムで生きていて、心臓の鼓動であり呼吸のタイミングであったりと様々。

息が合うと言う風なのが肯定で、肌が合わないのが否定と取る。律動を意図的にずらす事で相手の攻め手を崩すのが『打拍子』で、律動を合わせる事で自在に場を支配するのが『当て拍子』と言うがそれらの最上段が『無拍子』だ。

「しまっ・・・・」

「そことそこ、あとそこな」

肘に肩と腹に軽く掌打を打ち込むが、楯無は苦しむ事もなく静かに息を吐いていた。

「足元にご注意を」

投げ飛ばす際に貫きをしようと腕を振るう直後、体が全く動かなくなった事で違和感と同時に俺は倒れてしまった。その様子を見ていた簪と床に立っていた楯無も違和感を感じ取った瞬間、一夏が倒れる所を目撃した為にすぐ向かった。目は閉じてないが、自らまるで停止したの如く何が起きたのか理解不能だった。

「一夏!どうしたの?」

「我、黒鐵改は緊急停止を行った事で全外史にいる我を停止させた。これにより、全分身体のコントロールは一時的に意識を落とす・・・・」

「一夏!一夏!・・・・全く起き上がらないけど、これは何かあったのかな?お姉ちゃん」

「恐らく拠点にいる本体か黒鐵改自身が何か起きたのでしょ、私達は記憶共有者だから余りパニックにはならなかったけど。とりあえず一夏を保健室に運びましょう」

すると何時の間に来たであろうブラック・シャーク隊が到着した事で、すぐに保健室を集中治療室となってしばらく観察していた。何でも倒れる前に月中基地本部から黒鐵改が緊急停止した事で、医療班がすぐにIS学園へ来れるよう手配したようだ。空間切断により来た事で、IS学園は少しパニックが発生した事でアリーナにいたシャルとラウラも待機となった。

「シャルロット、この騒ぎは一体何だ?」

「分からないなー・・・・急遽僕が来た事でコーチをする事だったんだけど、アレはどう見てもブラック・シャーク隊が来たようだね」

「お、お前らもここにいたか」

「なっ、何だ!?」

突然声を掛けられた事で、ラウラは驚いて後ろを向くがシャルは声だけで分かったので驚く必要がなかっ
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