機動戦艦ナデシコ
1300話
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しれないが、その辺の説明からしていくのが手っ取り早いだろう」
「……シャドウミラー、とか言っていましたが?」
確認を込めて尋ねてくるプロスペクター。
ブリッジにいる他のメンバーもまた、俺の方へと意識を集中して……うん? 何だ? イネスが何か微妙に悔しそうな表情を浮かべてこっちを見てるんだが。
顔立ちが整っているだけに、妙な艶がある。
そんな風に考えていると、俺の隣にいるハルカや、少し離れた場所にいるエリナが責めるような視線を向けてくる。
……そう言えば、俺の正体を話すという事になれば、この2人との関係もしっかりとする必要があるんだよな。
シャドウミラーの事を説明するとなれば、当然レモン達のような俺の恋人達についても説明する必要が出てくる。
その辺を考えれば、ハルカやエリナがどんな反応をするのか……怖いような、楽しみなような、微妙な感じだ。
「アクセルさん? どうかしましたか?」
「ああ、いや、何でもない。どう説明すればいいのか順番を考えててな」
プロスペクターの言葉にそう告げる。
まさか、恋人の件で悩んでいたなんて言える筈もない。
特に、この映像はナデシコの全てに流れているのだから。
その上で、俺はナデシコの独り身の男にはかなり睨まれている。
まぁ、ハルカやエリナといった美人2人を独占しているように見えるんだから、当然か。
「そうですか。では、お願いします」
「ああ。……まず俺の名前はアクセル・アルマー。これは間違いのない事実だ。所属国家はシャドウミラー。世界の狭間とでも呼ぶべき場所にあり、複数の異世界、平行世界といった世界と繋がりを持つ国の代表をやらせて貰っている」
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