第5巻
高スペックを持つ軍属IS×全校集会での学園祭ルール発表
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ロッカールームから出た二人だったが、その会話を聞いていた箒、鈴、ラウラは一体何時になったら二人に勝てるのだろうかと思っていたそうだ。そんで放課後になると、学食カフェに行ってから本来起こる事を軽く話してから、次の日になると一限目の半分を使った全校集会が行われた。
内容は今月中に行われる学園祭であるが、俺らにとっては改めて自己紹介でもあるから俺ら軍属組は軍服を着ていたのだった。
「で、俺達は改めて全校集会で言えばいいのか。楯無」
「まあね〜私の挨拶もしてなかったから、生徒会長としての私でもあるからね」
『それでは生徒会長から説明をさせて頂きます』
静かに告げたのは生徒会役員の一人で、ざわつきが引き潮のように消えていく。ちなみに俺、セシリア、シャル、簪は軍服姿としていたが、一年以外の者らはまだ知らんと言う事でここで改めて挨拶する事となった。
「やあ皆、おはよう」
壇上で挨拶をしている楯無、二年のリボンをした事で一年は緊張を見せていた。
「さてさて、今年は色々と立て込んでいてちゃんとした挨拶がまだだったね。私の名前は更識楯無、君達生徒の長よ。以降、よろしくね」
にっこりと笑みを浮かべて言う生徒会長は、異性同性を問わず魅了するらしく列のあちこちから熱っぽいため息が漏れていた。それと同時に壇上に俺ら参上した事で、上級生と一年一組以外の生徒からは疑問符が生まれたであろう。
「本来であれば今月の一大イベント学園祭を話すけど、その前に皆へ改めて紹介させてほしいの。まずは皆も知っての通り、一年一組の織斑一夏さんだけど国連軍少将でもある御方よ。隣にいるオルコットさんとデュノアさんに妹の簪と姉である私は、軍属となった事をまずここで報告させてもらうわ」
「生徒会長から紹介を受けたが、国連軍日本支部第00独立特殊機動部隊ブラック・シャークの長をしている者だ。よろしく頼むよ、IS学園の諸君」
軽く自己紹介してから敬礼した事で、軍服が似合った俺達であったが改めて生徒会長から今回の学園祭に限って特別ルールを設ける事となった。その内容を聞くのも既に容認しているので、問題ないが閉じた扇子を慣れた手つきで取り出して横へスライドさせる。応じるように空間投影ディスプレイが浮かび上がるけどね。
「名付けて『各部対抗織斑一夏争奪戦』!」
良い音を立てて、扇子が開くと同時にディスプレイに俺の写真が映し出された。
「ええええええええええ〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
割れんばかりの叫び声に、ホールが冗談では無く揺れる程であった。一斉に壇上にいる俺に視線が集まるが、国連軍少将と言う事なのですぐにその視線はどこかへ行ったのだった。
「静かにしてもらいたいわ、これについては既に織斑少将から許可貰ってるから問題ないはずよ
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