第5巻
高スペックを持つ軍属IS×全校集会での学園祭ルール発表
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構えてから実演が始まった。一応機体として実弾兵器を使った機体だったが、一瞬にして機体の容姿変化した事が主な驚きであった。銃声によりかき消されているが、俺の剣で全て受け止めているので金属音のみ鳴り響く。
「それで?実弾兵器を付けたら前よりも使いやすくなったと」
「ええそのようですわよ、以前なら実弾装備を送るよう催促するのですけどBT兵器の実働データのサンプリングする事で実弾装備は対象外でしたの」
「あー、それなら何となく分かる気がするよ。ブルー・ティアーズだったら間違いなく実弾装備不要だってあちら側と融通利かないしね」
「六限目の実習授業で様々な武装を見せましたが、やはり実弾装備は必要性があると思ったのは現場だけですの」
ニクラス分の女子を詰め込んだロッカールームでは熱気とお喋り声で賑わっていたが、エヴォルトシステム搭載機を持っているセシリアとシャルロットが話し込んでいた。本来なら携帯電話片手に持ち、本国イギリスのIS整備部門担当者に国際回線で交渉していたが現場と研究所では余りにも違う。BT兵器しか積んでいないISでは、実弾兵器満載の機体とは相性が悪い。
「午後の実習でも軽く空中制動訓練と併せて対戦したけど、やはりと言うか普通のISとは性能が違いすぎるもんね」
「燃費やBT兵器の問題もないので、私としては充分なのですが実戦データ収集だけでは無理がありましてよ」
「ビット兵器を四つから十個使えるのが最早予想外だし、この前イギリスに行った時も言ってたけど研究員から何故実弾兵器が付いてるか質問が来たと言ってたよ」
「それにISスーツではなくパイロットスーツですし、一夏さんから貰った量子変換機のお陰ですぐに制服に着替え終えますしね」
二人以外はISスーツなので着替えるのが面倒だが、量子変換機のお陰でいつも一番に着替え終わっている。俺らのISがエヴォルトシステム搭載機になってから、成績は上から俺、セシリア、シャル、ラウラ、鈴、箒の順だが四組の簪を入れると箒が最下位となる。最大稼働時はビームが曲がるらしいけど、それさえも必要性が無くなったので問題なく使えている。
「BT兵器稼働率をブルー・ティアーズで見たら、三十七%らしいですがハロがおりますし今の機体に感謝ですわ」
「過去に一度も制御に成功してなかったけど、ビットを増やしているからその必要も無くなったしBT適正Aだったけ?代表候補生の中では」
「そうですわ、私しかおりませんしIS学園入学と専用機持ちと言う待遇でした。ですが一夏さんが自ら改造してくれたお陰で、データを送る必要がなくなりましたの」
「イギリス専属から軍属となって、今じゃ遠距離のスペシャリストだしね。この後の学食カフェに行って、本来起こるはずだった事を聞いてみようよ一夏に」
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