第五十話 小沢中尉!体操を観るなら女子!!その五
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「女子寮は違うのだ」
「散らかり具合も匂いも」
「壮絶なんですか」
「そういえば作者スーパーの女子更衣室の前に近寄りたがらないんですよね」
「あの前は」
「そうだ、作者はその中に入ろうとは全く思わない」
スーパーの店員さんの女子更衣室の前はだ。
「匂いだけで逃げたくなるからな」
「じゃあ女子寮は」
「そこは、ですか」
「もうスーパーの女子更衣室」
「まさにその中ですか」
「おそらくな、言っておくが女性の匂いは甘く見ないことだ」
悪田部は二人がDT故に女性の身体の匂いが知らないことをよそにその事実を語った。
「匂いが違う」
「男とはですか」
「違うんですね」
「中年男性の体臭はチーズの匂いだ」
通学中の電車やバスの中で作者が嗅いだ匂いだ。
「それはかなり強いが」
「それ以上ですか」
「女の人の匂いは」
「俺達花の香りって思ってましたけれど」
「違うんですね」
「それは幻想だ」
悪田部が話すのは現実だった。
「お風呂に入っていない汗の匂い、そして中年男性のチーズの匂いがする体臭よりもだ」
「ってどんな匂いなんですか」
「そしてそれが百人以上集まる女子寮の匂い」
「それは一体どんなのですか」
「洒落にならないものみたいですが」
「その匂いは作者も知らない」
精々スーパーの女子更衣室の前程度だ。
「しかしそこは魔境という」
「それが現実ですか」
「花の園の」
「それなんですね」
「ジャングルなんですね」
「そういうことだ、そして天理高校の女子寮は一説にだが」
あくまで一説だ、間違ってもこの作品を読んでいる天理高校の卒業生の方そして現役で学生をやっている方々に教師の人達は抗議しないで下さい。
「上下関係は海軍兵学校以上だ」
「えっ、兵学校以上って」
「そこまでですか」
「鬼みたいですね」
「そこまでなんですか」
「あそこ凄かったんですが」
「通称赤煉瓦の監獄だったんですよ」
「その兵学校以上という、かつては四時半起床でだ」
二部、夜間がそうであり一部即ち普通科はどうだったかは知らない。
「先輩には絶対服従だ」
「じゃあ逆らうことはですか」
「もう無理ですか」
「三年生は神様」
「そんな状況なんですね」
「そうらしい、尚女の子の上下関係は男子以上だ」
兵学校以上というのだ。
「その中でどういったことがあるのか」
「想像するだけで怖いですね」
「お姉様じゃなくて軍隊ですか」
「それも帝国海軍以上の」
「そんなおっかない世界なんですね」
「いじめの話はあえてしないが」
これを書くと本当に洒落にならないからだ。
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