第五十話 小沢中尉!体操を観るなら女子!!その四
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「男子寮、北寮には近寄ってもいい」
「いや、男の寮なんか近寄りませんから」
「入っても面白くないですから」
「絶対に寄りませんよ」
「そんなむさ苦しいところ」
「そうか、しかし女子寮もだ」
悪田部は女子寮の話もした。
「期待しない方がいい」
「えっ、そうなんですか」
「女の子の園なのに」
「清潔でいい香りもして」
「お姉様、なこともあったりしないんですか」
「人は異性の目がなければ堕落する」
このことは男女共である。
「それは女の子も同じでだ」
「じゃあ女子寮は」
「実は、ですか」
「そうなんですか」
「そうした世界だ、ただし作者は女子寮に入ったことはない」
このことは誓って言う。近寄って何を言われるかわかったものではないからだ、近寄るだけで。
「しかも東寮のガードは硬い」
「それも非常にですね」
「あそこのは」
「刑務所レベルだ」
多少言い過ぎである。
「入ることは出来ない」
「潜入もですね」
「それも」
「窓も密封だ」
そう見える、外からだと。
「そして壁は高くしかも上には鉄条網だ」
「厳重過ぎますね」
「それが高校の女子寮ですか」
「そこまでガード固いんですね」
「痴漢を入れない為に」
「そうだ、花の園は守られているのだ」
そこまでガードしてだ。
「侵入は無理だ」
「ですね、普通の人ですと」
「まず不可能ですね」
「しかも潜入しても」
「その中は、ですか」
「期待してはいけない」
そうらしい、女子高生の寮は。
「匂いも散らかり具合も相当だ」
「何か嫌な話ですね」
「夢崩れますね」
「お姉様っていう花園じゃないですか」
「そういうのは夢物語ですか」
「自衛隊の宿舎とは違う」
そこはというのだ。
「自衛隊の宿舎は毎日掃除しているな」
「はい、洗濯もしてます」
「陸空海三つの自衛隊全てが」
「特に江田島なんか奇麗ですよね」
「海上自衛隊幹部候補生学校」
作者がこの目で見て確かめたことだ。
「もうベッドなんて真っ白」
「ぴしっと整ってて」
「床にはチリ一つ落ちてなくて」
「あんな奇麗な場所ないですね」
「自衛官の人達も清潔にしていてだ」
そしてというのだ。
「匂いもしないのだ」
「でも高校の女子寮はですか」
「違うんですか」
「掃除してますよね」
「それもお風呂も洗濯もして」
「しかしだ」
それでもというのだ。
「異性の目がない」
「自衛隊もそれ一緒ですけれど」
「それでもですか」
「女の子の場合はそうした時はですか」
「男以上に凄いんですね」
「そうらしい、それでだ」
まさにというのだ。
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