天才少女の月旅行
予選
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が1人消えるのはこちらとしても都合がいい
「って鬼か私は!!」
予選を遠坂凛が通過したら渡してあげることにしよう
屋上でもないようだ、私の直感がどうにも裏目に出る
1階を見て回るがそれらしいものは見つからない
恐らく隠されているのだろうけれどそこら辺のヒントはわからない
「仕方がないな、コードキャストを使うか」
私が体に刻み込んだコードキャスト『operation(future)』
使用することによって普段使われない脳の機能を演算能力へ回し未来予測をする能力
敵の行動を完全に読むことができるがそれだけでなく日常における問題解決にだって使用できる
元から身体への影響が出るコードキャストをさらに体の中に入れてしまっているので術者への影響はかなり大きい
しかも厄介なことにどんな悪影響が出ているか自分でも把握していないのだ
他にも感覚の強化等にも使うことができるが多用はできない
代償はあるが強力
それがインストール型のコードキャストだ
この学校で見てきたすべての光景が脳裏をよぎり私の思考は答えを算出する
「……………そこの壁か」
1階にある壁・・・先ほどまではただの壁だったが今は扉へとその姿を変えている
扉を開き中に入ると1体の人形が置いてあるだけの何もない部屋そしてその奥にもうひとつ扉が見える
「君が最初のマスター候補か」
どこからともなく声が聞こえる
周囲を見渡すが私と人形以外に人型のものは存在しない
「チュートリアルは必要かね?」
チュートリアルなんてあるのか……予選に必要な知識は先ほど使用したコードキャスト『operation(future)』
で頭に入ったが受けておいて損はないだろう
とはいえ知っていることを言われるのもめんどくさい
「戦闘についてのチュートリアルとサーヴァントに関する詳細を教えてくれ」
少しの間がしてまた声が聞こえる
「サーヴァントについては実際に試してみるといいだろう、そこの人形を引き連れて奥へ来るといい」
魔力を紡ぎ人形を立たせる
言うことを聞くか不安だったが人形は想像以上に操作が快適だ
下手に人格があるよりこういう従順なやつのほうが使いやすい
契約するサーヴァントもそんなのだといいな
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