暁 〜小説投稿サイト〜
想甲機ヴァルヴレイヴ
第1話 引き裂かれた平和
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ア軍の戦艦であるバァールキート級宇宙重巡洋艦。
その中には、大佐のカインと、少佐のクリムヒルト、特務大尉のエルエルフに、他何人もの軍人が搭乗していた。
カイン「エルエルフ、多数の部下を率いてジオールに奇襲せよ。自分たちの国がどれだけ平和ボケしているのか思い知らせてやるのだ!」
エルエルフ「ブリッツン・デーゲン!」
クリムヒルト「ご健闘を願うぞ!エルエルフ。」

エルエルフは、ドルシア軍エージェント用パイロットスーツを着用し、イデアールに搭乗。
多数のバッフェを率いて、戦艦を出てモジュール77に向かった。

そしてモジュール77を天蓋を破って侵入。
ドルシア軍の兵器の群れが、モジュール77内で空襲を行っていく。

それを止めるべく、ジオール軍の兵器・スプライサーが、海や山、地中から次々と現れ、ドルシア軍の兵器を蹴散らそうとする。
スプライサーの群れと、ドルシア軍の兵器の群れとの激しい闘いは何時間も続いた。
激しい戦いの末、ジオール軍の兵器は全滅。

ドルシア軍の兵器は数機にまで減ったもののジオールはかなりのピンチに追いやられた。

モジュール77の地下研究所。
ジオールの科学者A「そろそろあの兵器を使いましょうか!?」
ジオールの科学者B「このままドルシア軍に降伏するわけにはいかないからな。」
ハルト達の近くにある空き地に穴が空き、その穴の底からヴァルヴレイヴIが鉄の床とともに地上に出てきた。
キューマ「何だ、これは!?」
ハルト「乗ってみる、これ以上ジオールを滅茶苦茶にされたくないから!」
キューマ「ちゃんと動かせるのかよ!」

ハルトは、構わずヴァルヴレイヴIに搭乗する。
ハルト「(アニメやゲームでしか語られなかった巨大ロボットが現実のものになるとは…。)」
そしてヴァルヴレイヴIを操縦しようと操作パネルをいじると、モニターにて、お姫様の衣装を着た女の子が映る。
彼女の名はピノ。
ピノ「初めまして。あなたの名前は何ですか?」
ハルト「僕は時縞ハルト。君の名前は?」
ピノ「時縞ハルト、縮めてハルトですか。私の名前はピノです。これからヴァルヴレイヴIの操縦法を説明します。」
ハルト「そんな長ったらしい話聞いてられないよ!さっさと動かしたいんだ!」
ピノ「なら操縦中にアドバイスします。私の話、ちゃんと聞いてくださいね。」
するとハルトの体から、黄緑色の光が放たれる。
ハルト「何だこの光は!?」
ピノ「ルーンの光です。」
ハルト「ルーン!?」
ピノ「ルーンは、記憶や感情といった心のエネルギーです。ヴァルヴレイヴはそのエネルギーに反応して動きます。なので貴方の、敵機を殲滅してジオールを守りたいという思いに、ヴァルヴレイヴは反応しているのです。」
ハルト「そうか!」
ヴァルヴレイヴは立ち
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