機動戦艦ナデシコ
1299話
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「なら、そこにいる全員に告げる。今からお前達が見るのは、こことは違う世界で大魔王と呼ばれた男の戦い。幾多もの世界と関係を持つシャドウミラーの戦力の象徴、嘲笑する虐殺者の名を持つ俺の相棒、ニーズヘッグの力だ。滅多に見る事が出来る光景じゃないから……見逃すなよ?」
そう告げると同時に、ナデシコの丁度真上に到着したニーズヘッグは、全てのヒュドラを同時に動かし、狙いを付ける。
「直撃、愛」
カトンボと大型戦艦にディストーションフィールドが展開されているのは知っている。
恐らく威力の高いビーム……ランツェ・カノーネクラスのビームであれば貫通出来るだろうが、ナデシコのブリッジに見栄を張った現状でそれを試すつもりはない。
それ故の、精神コマンドの直撃。そして愛。
あれだけの見栄を張っておきながら、実は放ったビームが全部ディストーションフィールドに防がれました、とかだと格好が付かないし。
そっちに関しては、この窮地を切り抜けてから試してみてもいい。
倒すべき敵は無人機ではあるが、大量にいるのだから。
「食らえ、フルバーストだ!」
その言葉と共にニーズヘッグからは幾つもの攻撃が放たれる。
本来であればナデシコを半包囲している木星蜥蜴を相手にして、一気に攻撃を命中させるというのは無理だろう。それこそミロンガ改でも、武器が足りないというのもあるが、機体の方で処理が追いつかない。
だが……俺の半身であるニーズヘッグであれば話は違う。
俺という規格外のパイロットの能力を最大限活かすべく生み出されたこの機体は、スパロボOGs世界で恐らく最強の念動力を持っている俺の能力を発揮させる為にT-LINKシステムが搭載されている。
それもただのT-LINKシステムではない。技術特化型集団でもあるシャドウミラー最高の頭脳でもあるレモンが俺に合わせて改良に改良を重ねた代物だ。
そのT-LINKシステムにより、敵の位置を目ではなく感覚的に理解し、そこへと向かって攻撃を放つ。
その上で精神コマンドを使用して攻撃力や命中力、更にはバリアを貫通する能力まで備えているのだから、その威力は抜群だった。
ランツェ・カノーネから放たれたビームが大型戦艦数隻を纏めて貫き、爆散させる。
T.T.キャノンはT-LINKシステムにより俺の思い通りの軌跡を描き、カトンボを貫き、爆散させる。
メガ・バスターキャノンから放たれた巨大なビーム砲は、チューリップへと真っ直ぐに突き刺さり、爆散させる。
ブラックホール・ランチャーから放たれた重力波砲は、チューリップ、カトンボ、大型艦の苦別なく爆散させていく。
ヒュドラの先端から放たれたビーム砲も、愛と直撃の効果により威力を増してカトンボ程度であれば容易に貫き、撃破出来るだけの威力を有
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