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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第25話 「星光とのお出かけ」
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合は別であるが。たまたまアルバイトが少ない日なのか、恭也さん達が一時的に店から離れているためにフロアも兼ねているのかもしれない。
「久しぶりね。最近はあまり顔を出してくれてなかったけど……うちのなのはが迷惑掛けちゃったかしら?」
桃子さんの顔にわずかながら喜びのような色も見えるあたり、高町は毎日のようにその日にあったことを家族に報告しているのかもしれない。というか……そうでなければ、ここで高町が俺に迷惑を掛けたという言葉は出てこないだろう。俺と彼女の繋がりなんてブレイブデュエル関連しかないのだから。
「別に迷惑を掛けられた覚えはないですよ。最近顔を出せてなかった理由は色々ありますけど……まあ最大なのは身内関係ですね。叔母が何も教えてくれなかったので……」
「そう……レーネさんらしいと言えばレーネさんらしいけど、今はショウくんの保護者代わりなんだからもう少ししっかりしてほしいわね」
桃子さん、そう言いたくなる気持ちは分かりますけど……あれでもレーネさんは成長してるんですよ。自室はともかく、前のように廊下やリビングに服を脱ぎっぱなしにすることはしなくなったんですから。
「ところでそっちの子は……ふふ、ショウくんの彼女かしら?」
「違います。会う度にそういう冗談を言うのやめてください」
まったく……何で大人はすぐ子供の恋愛事情に首を突っ込みたがるのだろうか。俺は桃子さんの息子というわけでもないのだが。
ただ桃子さんとは昔から付き合いがあるし、うちの母さんは桃子さんの親友だ。故に俺は時として彼女に息子のように可愛がってもらっている。あまり強くやめろとも言いにくいのが現状だ。
「彼女は……」
「はじめまして、私はシュテル・スタークスと申します」
小さい頃から淑女としての礼儀作法やらを教え込まれていただけに実に様になっている挨拶だ。普段のこいつを知っている身としては、いつも淑女的な言動をすればいいとも思ってしまうのだが。
「彼が言ったように私は彼女ではありません。彼女では決してありませんので……えぇ断じてショウの彼女では」
「俺にとってありがたい返答だし、大切なことでもあるけどもう言わなくていい。一度言えば伝わる」
だからチラチラとこっちを見るな。彼女じゃないと即答したことに対して茶目っ気のあるお前は何かしら思ったのかもしれないが、実際のところ俺達は彼氏彼女の関係でもないんだから。
「ふふ、なのはから色々と聞いてたけど思っていた以上にふたりは仲良しなのね」
「昔から付き合いがあるだけ……おい、何でこっちに近づいてくる? 別に引っ付く理由なんてないだろ」
「大した理由はありません。たまにはレヴィのように親しさをアピールしてみようかと思っただけです
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