第5巻
夏休み最終日と二学期最初の実戦訓練×それぞれの国別菓子話
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はあんまりそう言うのが無いから羨ましいって言えば羨ましいかも」
「そうか。では今度部隊の者に言ってフランクフルタークランツを送ってもらうとしよう」
「それなら後程レシピにて作ってみた方が早いと思うぞ鈴、俺は料理やお菓子も一流とも言われてる」
「そう言えばそうよねー、なら空いてる日にでも作ってもらおうかしら」
クルミを混ぜたカラメルで覆われたバターケーキであるが、材料なら問題ないし道具一式あるから問題なし。だが形は変わっていて、リング状の王冠をしているがドイツの菓子職人は真ん中に穴に拘りがあるかどうかまでは知らんよ。
「ドイツのお菓子で思い出しましたが、私は一夏さんが作ってくれたカロリー抑え気味のベルリーナー・プファンクーヘンですわね」
「確かジャム入りの揚げパンだけど、普通ならバニラの衣が乗っているからカロリーが高め何だよね。一夏」
「アレは確かにカロリーが高いし、女子にとって言えばそれを食べる時は何も口にしないらしいが。カロリー計算して試作品で作ってみたんだが、女子向きに作ったのは店に出す程だ」
「ほう、ジャム入り揚げパンは私も食べてみたいな。もちろん一夏が作ったと言う物でな」
武士道か断食修業の覚悟がいるけど、その辺も計算しているから問題なし。普通なら菓子くらい好きに食べようぜ、と言いたいが普通なら全てカロリーが高いし体重に関しても怒られる話題と言うかタブーな話題だ。箒も反応したが、確か小学生で食べた給食で一般的な女子なら残すであろう揚げパンを完食していたとな。
「中国で思い出したが、確かゴマ団子があったよな?」
「そうね、揚げパンが好きなセシリアには向いてるかもよ」
「それはどんなお菓子ですの?」
「餡子を餅で包んでゴマでコーティング。その後揚げるんだけど、一夏が作ればカロリー抑えられると思うわ」
「美味しそうですわね!カロリーに関して気になりますけど『その辺は俺に任せな、抑えめで今度作ってみるよ』ありがとうございます、一夏さん」
セシリアと鈴に対してもだが、仲が良いけど料理に関しても話題に乗れるんで自然と乗れる。ラウラは日本の菓子が好きであり、この前行った抹茶カフェで食べた水菓子が異様に気に入ったそうだな。その後も足を運んでるそうだが、この前一緒に行ったドイツの者らに振る舞ったけどな。振る舞ったと言うより、事前に持ってきた八つ橋を提供した事によりやはり女性隊員はスイーツ好きなのはどこの国も変わらない。
「春は砂糖菓子、夏は水菓子とくれば秋は饅頭だな」
「ほう。冬は?」
「煎餅だ」
箒は日本の心を持っているので、自然とお菓子の話題となっている。食べたくなってきたが、今度非番の時にでも作ってみようとスケジュール表にて空いてる日は無いか?とアン
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