暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒衣の創造神〜
第5巻
夏休み最終日と二学期最初の実戦訓練×それぞれの国別菓子話
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記録更新されたのであった。

「これで俺の連勝記録が更新されたから、何か奢れや鈴よ」

「ぐぬぬ・・・・」

前半戦は簪相手をしていた鈴だが、後半戦は俺が新たに手に入れた剣一本での勝負結果はとっくに見えていた。簪は俺のお古であるフリーダムを使い、マルチロックオンシステムや正確な射撃と最後のレールガンで落とされた。結果は見えていた実戦訓練、後片付けを終えた俺達はいつもの面々で学食にやってきた。箒らも知っているが、俺ら軍属組のISと専用機を持った学生では傷一つない状態とされた。

「一夏、今日は何にする?」

「そうだな〜俺は和食にでもするか」

簪に聞かれた俺、セシリアとシャルは既に決まっているのでメニューを選んでいるとサバ煮定食にしたが簪も同じにした。階級で言うなら俺は少将でセシリアとシャルと楯無と簪が中佐であるが、簪も同じような階級にした方がいいと思って昇進させた。姉と一緒であれば問題ないし、ちなみにだがラウラはドイツ軍少佐なので俺らより下だが今は生徒同士の会話をしている。

「ラウラ、それ美味しい?」

「ああ。本国以外でここまで美味いシュニッツェルが食べられるとは思わなかった」

「それは蒼い翼関連の職員が作ったから当然だな」

「なるほど、だからなのですね。今まで食べた中でも一、二を争う程かと」

ラウラは相変わらずと言ってもいいのか、俺が大人だとしても学園内ならタメ口で構わんと言ってあるがラウラだけは軽い敬語混じりである。シャルと仲が良いラウラはドイツ料理のシュニッツェルと言って日本語で言うなら仔牛のカツレツで、料理が得意な俺のレシピでやっている料理人に感謝だ。職員と言っても一見だけだと学食にいるおばちゃんにしか見えん。

「食べるか?」

「いいの?ラウラ」

「うむ。一夏直伝の味なら問題なかろう」

「じゃあ、いただきます。ドイツでも食べたけど、一夏直伝の味を食べてみたかったんだー」

ラウラから分けてもらったシュニッツェルを頬張るとシャルは幸せそうな顔になるが、女のプライドが粉々になると言われた通称『女殺し』と言われているけど主な面々は耐性があるので問題無く食っている。

「ドイツのビールも美味かったが、ドイツの肉料理も美味いよな」

「うん!これも美味しいけど、他には何があるのラウラ?」

「そうだな、ジャガイモ料理とかもおススメかもな」

「ドイツビールは美味しいの?」

「大人になったら飲んでみるといいよ、簪」

自国の事を褒められているが、俺的にはラウラの顔が少し赤いのは気の所為か?様子見していた面々も話題に乗るが、女子にとって料理談義に花が咲かない方が可笑しいけどな。

「ドイツって何気に美味しいお菓子多いわよね。バウムクーヘンとかさ、中国に
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