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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL15 届く声、失う心
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ィは謝りながら慌てて離れた。
「レイ、大丈夫?」
「ああ、ありがとうユーリ。あっ、悪いけど飲み物無い?喉カラカラで………」
「分かった、取ってくるね!」
そう言ってユーリは部屋から出て行った。
「………さて、何となく察しは付いてるけど、一体何があったか教えてくれるか?」
ユーリもその光景をみているだろうが、あまり話に付き合わせたくないと思ったので、ちょっと飲み物をお願いした。
聞くと3人は驚いた顔をした。と言うことは恐らくまた………
「俺は無意識に暴れたんだな………」
そう言った俺の言葉に3人は深く頷いた。
「情けない………結局俺はあの時から何も変わっていない………」
「レイは覚えてないんだ………」
信じられない顔でレヴィが呟く。多分前と同じように暴れたのだろう。
「ああ。1度昔に同じようになったことがある」
「同じ事?」
「不良の集団に義妹が人質に取られたことがあってな、要求通り1人で指定された場所に向かったら義妹が制服をビリビリにされ、手を出される寸前だった。その瞬間、自分の中の何かが破裂して、気がついたら不良が倒れている中で1人立っていた。そして隅で怯えながら俺の名前を呼ぶ義妹。………あの時から俺は自分自身の中に潜む獣が怖くなった。何時、また同じように暴れて、もし皆に危害を加えたらって思うと………」
あの時、一歩的にやられた瞬間、再び加奈を守れず、同じ過ちを繰り返したくないと思った瞬間、前と同じように何かが破裂し頭が真っ白になった。
「俺の本性……なのかもしれないな………」
怒りに飲み込まれると見境なく暴れる獣。理事長は内なる自分に早めに気がつけて良かったと言っていたが、気がつけてもこれでは意味がない。
「違う……」
「ん?」
「違うよレイ……レイの本性がそんな獣みたいな筈はないよ」
そんな俺の言葉をレヴィが優しくて否定した。
「例えそんな一面があったとしてもレイは優しいよ。ボクが止めに行った時、振り払おうとした手をレイは止めてくれたもん。レイは無意識でもちゃんと分かってる。大事な人達の事、守らなくちゃいけない相手の事を………だからこそあの時身を呈してボクを守ってくれたんだよ」
「レヴィ………」
その時ふと、あの時自分を呼ぶ声が誰だったのかが分かった。
「そうか………あの時の声は………みんなの声だったのか………」
「あの時………?」
「あの時俺の意識は暗い何も無い、何も聞こえ無い空間の中にあった。ただ縮こまってただそこにいるだけで何も無かった。だけど暫くして俺を呼ぶ声がしたんだ。『レイ!レイ!!』ってね。その声はレイヴィだけじゃない。ディアやシュテル、ユーリそれにアミタにキリエ。俺のお世話になってた人達の呼び声に導かれて正気に戻っ
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