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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL15 届く声、失う心
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」
レヴィの叫びも虚しく、零治の背中は大きく斬り裂かれたのだった………
『?誰かが呼んでいる………?』
何も無い真っ暗な空間で縮こまり体育座りでただその場に居た零治。何も聞こえ無いはずのこの場所で自分の名前を呼ばれたと感じた。
『……!……イ!!』
『零………君!!』
『………治君!!』
『やっぱり呼んでる。………でも一体誰が………』
様々な声が聞こえてくる。確認しようにも身体が動かない。気になるが、逆に呼び返す事も出来ない。
それでもまた聞こえてきた。
『レ……!……イ!!』
懐かしい……いや、最近だろうか?だけどそれでも今の自分に大事な人の声の様な気がした。
「行かなくちゃ………!!」
声も動けない筈の自分の身体が嘘の様に動く。
『『『『レイ!!』』』』
『『零治君!!』』
「ああ、今行くよみんな!!!」
「………ここは?」
目を開けた場所は見慣れた自分の部屋の天井だった。
「俺は何して………!?」
動こうとした俺の身体に激痛が走る。
「痛たたたた………」
身体を何とか起き上がらせ、痛みの箇所を確認する。
「腹と背中が特に………後は身体全体に痛みがちらついてるって感じか………」
だが不思議と傷になっていたりしてはいなかった。
「っ!?………これじゃあ着替えるのもひと苦労だな………」
そう呟きながら部屋を見ると、壁沿いに並んだ椅子に座って寝ているディア、シュテル、ユーリ。そしてベットにうつ伏せで横を向き、寝ているレヴィが居た。
「みんな俺の部屋で何してんだ?」
起こそうと思い声を掛けようと思ったが、皆ぐっすりと寝ていたので止めておいた。
「しかし皆寝顔可愛いなぁ………」
普段見ない表情にこのまま見ていたいと言う気持ちが出てくる。
「しっかし何で俺の部屋に皆集まって………!?」
レヴィを撫でながらふと過去のことを振り返った。すると直ぐにあの時の戦闘が思い浮かんだ。
「そうだ!!あの戦闘は…うぐっ!?痛たた………!!」
「ふえっ!?」
「一体どうしたんです………?」
思わず大声を出してしまい、近くにいたレヴィを始め、皆起こしてしまったようだ。
「悪いな、どうも身体が痛くて痛くて………」
「レイーー!!!」
「ぎゃあああああああ!!!」
レヴィが不意に抱きついてきた。普通の男子であれば喜ぶシチュエーションだろうが、全身に痛みが走り絶叫してしまった。
「レ、レヴィ!レイから離れて!!」
「レイがまた眠りにつくぞ!!」
「えっ、あっ、ごめん!!」
レヴ
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