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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL15 届く声、失う心
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みを感じるが、実際の身体には害は無い。だけどもし急所をやられ、死につながる痛みが発生すれば………」
それ以上は何も言わなかった。言わずとも3人には分かったからだ。
「では早く止めなければ!!」
「今抗体プログラムをアップロード中だ。それまではこっちの操作を受け付けない。しかもプログラムの進行スピードが遅い………間に合ってくれれば良いんだけど………」
「リライズアップ!!」
何時ものジャケットに変わると一目散に零治の元へ向かう。
「レイ〜!!」
そして直ぐに2人の姿が見えた。
「「………」」
2人ともゾンビの様に倒れては立ち上がり、倒れては立ち上がりと戦いを続けている。
「もう、やめろーーー!!」
バルフィニカスを大剣へと変え、2人の間に割って入る様に振り下ろした。
「こんなのおかしいよ!!ブレイブデュエルじゃない!!!」
レヴィが2人に叫ぶが当の2人はレヴィの話を全く聞いていなかった。
(駄目だ……今のこの2人、互いの事しか目に入っていない……!!)
「止めて!!もう止めて!!ボクの声を聞いて!!!」
大剣で一旦止まったものの、2人は直ぐに戦い始める。先程明らかに限界だったが、今はどんなに攻撃を受けても衰える事はない。
「雷光輪!!」
雷の輪で拘束しても直ぐに解き、2人はまた戦う。
「止めて!止めてって!!レイ!!!」
名前を呼んでも零治の反応は無い。
「レイ!!!」
耐えきれずレヴィが零治に飛び込んだ。
「レイ!レイ!!目を覚まして!!!」
正面から零治に抱きつくレヴィ。邪魔そうに振り解こうとレヴィは離れない。
「レイ……!レイ……!!」
中々離れないレヴィに零治が拳を振り上げた。
「レイーーーーーー!!!!」
「!?」
身の危険を感じつつも逃げないレヴィの力一杯叫んだ声に零治が反応し動きが止まる。
「………レヴィ?何でお前………」
「レイ!!!」
嬉しさのあまり、レヴィが涙を流しながら零治を抱き締める。
「レヴィ、痛い………」
「レイが悪いの!!だから文句言わない!!!」
そう言って離れようとしないレヴィ。困った顔で取り敢えずこのままにした。
「しかし俺が悪い………?俺は一体……!!」
「えっ?」
不意に零治から引き剥がされるレヴィ。
「うっ………」
「レイ……?」
動きが止まった零治を不思議そうに見るレヴィ。
しかし腹から突き出した刀を見て顔色が変わった。
「レイ!!」
「大…丈夫か?」
その零治の言葉の後、刀は引き抜かれ、
「止めてえええ!!!!!
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