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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
IFストーリー  互いの想い………
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でヴィヴィオの心を開ける大事な親友だ。

「ヴィヴィオ、あんた幾ら推薦で大学行けてもこのままじゃ入ってから苦労するわよ?」
「大学かぁ………」
「あら?決めたと思ってたけど、まだ迷ってるの?」

そんな問いに突っ伏したまま頷く。

「私なら嬉しいけどなぁ………スポーツ推薦だけど有名大学からほぼ推薦の話が来てるんでしょ?」
「うん、でも………」
「バルトさんと離れたくない……って事?」
「………」

ヴィヴィオは突っ伏したまま何も答えなかったが、観念したのかゆっくりと頷いた。

「あんたねえ………いい加減親離れしたら?」
「違うよ、私はバルトが1人になっちゃうのが心配なの!!!しっかりしているようでズボラだし、料理は見た目は酷いし、昨日だって私のブラとパンツはネットに入れて洗濯機回してっていつも言ってるのに、入れないで回しちゃうし………兎に角やる事がいつも大雑把なのよ………」
「まるで奥さんね………」
「奥……さん?」
「まあバルトさん、結婚目前で奥さん亡くしたのよね………それで2人で暮らしてきたら自然とヴィヴィオもそうな………何惚けてるのよ?」
「ふぇ?」

気の抜けた返事に恵はため息を吐いた。

「あんた最近ファザコンがさらに酷くなってない?」
「何よファザコンって………私は元々そんなんじゃ無いわよ」
「そうかしら?あんたは男子に告白された時何て断ってるっけ?」
「『バルト以上にかっこよくなったらね』でしょ?」
「いや、何を当然のように言ってるのよ!それって要するに『大好きなお父さんよりもかっこいい人じゃないと付き合いません』って事じゃない!!」
「普通でしょ?」
「はぁ………」

そんなヴィヴィオの答えに今度は恵が机に突っ伏した。

「でもそう言うとみんな諦めてくれるのよ!!」
「当たり前でしょ!!この学校にバルトさん以上の良い男なんていないわよ!!いえ、あの歳であの筋肉、性格見た目と完璧に揃った大人な男性なんていないわよ!!親友のお父さんじゃなかったら私もアタックしてるわ」
「まあね。だから助かってる」

と軽く答えるヴィヴィオに恵は再びため息を吐いた。

「あんたに彼氏は当分………ってかできる日なんて来るのかしら………?」
「さあ?」

そんな事よりもヴィヴィオの頭の中は別の事で頭が一杯だった。

(管理局かぁ………)

大学の推薦入学以外にヴィヴィオに1つの進路が現れた。以前からはやてに頼んでいた管理局の入局試験の案内。

『バルトさんに内緒で準備するのに苦労したで。一応それが今年の入局案内や。もし受けるんなら2ヶ月後に試験があるから準備してほしい。………と言っても魔力ランク高い者に関してはほぼ落ちひんからヴィヴィオの場合はほぼ受かったようなもんやと思
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