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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
12:防壁は必要。でも防壁だけじゃ直ぐに突破される。町も人の心もね。
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シ君(笑)
「リュカよ、石の守りの解読に成功したぞ!」
俺の答えを待つロッシを押し退けて、
ヒゲ
(
ロロンド
)
が石の守りの設計図を持ってきた。
う〜ん……ナイスタイミング!
「本当か
ヒゲ
(
ロロンド
)
!? では今すぐ制作に取り掛からないと! 悪いなロッシ……僕は忙しい身なのだよ(笑)」
そう言って複雑な表情を浮かべるロッシを残し、石の守り建設予定地へ
ヒゲ
(
ロロンド
)
と向かう。
「やはりリュカも石の守りはここに設置した方が良いと思うか」
「当然だろ、竜王軍はこの方角から来ることが多い」
ヒゲ
(
ロロンド
)
の設計図を眺め、気持ちは石の守りの設置に切り替わる。
大まかな形はメルキド城塞跡にあった物で解っているが、石垣とトゲ罠の作り方が解らないで居た。
しかし
ヒゲ
(
ロロンド
)
の設計図には、その二つの作り方も掲載されており、直ぐに制作に取り掛かることが出来る。
「……にしても、汚ー字だなオメェーも!」
「う、うるさい。読めれば良いだろうが!」
ギリギリなんだよ読めるのが。
まぁいい。こんなムサいヒゲに何時までも構ってられないから、早速資材造りの為に先程完成した石の本格工房へと入る。
そして初めて石垣を作ってみると、頭の中に“石垣積みの壁”なるアイテムが思い浮かんだ。
偉大なるルビス様に与えて戴いた能力だろう……気分は良くない!
だが、これを作れる様になったお陰で、今まで土で建てていた部屋の壁を、一瞬で石垣に補強出来るのは便利だ。
でも今は石垣とトゲ罠が優先なので、黙々と作成して行く。
相当量を蓄えた所で工房から出ると、既に真夜中だった。
また寝てない。また四日も寝てない。
流石に寝不足続きは嫌なので、石の守り造りは明日に持ち越し。
ピリンの部屋に入ろうかと思ったけど、寝てるのに起こしちゃ拙いと思うので、最初に作った寝室へ……
ヒゲ
(
ロロンド
)
の隣は嫌だけど、以前はピリンが寝てたと思えば、まぁ我慢出来るだろう。
そんな事を考えながら寝室に入ると……
うん、また寝れない。
ロッシが先に寝てやがった。ピリンの匂いを嗅ぎながらシコったに違いない!
そんな所では寝たくない!
もう一つベッドを作ろうと思ったんだけど、とても面倒臭い。
だからもうソファーで良いや!
そう、希望の旗の目の前に設置したきり動かしてない野晒しソファーで、俺は寝ることにする。
もうここに部屋を造った方が早いかな?
それも面倒臭いなぁ……
夜明けの風が俺の頬を撫で優しく起こす。
時間にして3時間くらいだろうか……四日ぶりの睡眠は、それなりに俺の体力を回復させる。
幼い頃に慣らされてしまった為、俺の睡眠時間は短い。
しかも深い眠りにはつかない。
万が一にも敵襲があったとき
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