第19話「すいえい」
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ラソルとソファーも設置して、準備が完了した。俺も水着に着替え、いつでも入れる。
「本来のプールと違って、底で怪我するかもしれないから飛び込みは....。」
「...え?なに遼?聞こえなかった!」
....注意しようとした途端、蘭が飛び込んでいた。
「くっ...先越されたか...!」
「飛び込むなって言おうとしたんだがな...!」
見れば悠里と先生も同じような顔をしていた。
...俺と同じ考えだったようだ。
「というか浅いんだからどの道飛び込みは....。」
「わぁっ!」
また注意しようとして由紀が飛び込んだ。
「........。」
「.......。」
「......。」
「「「はぁ.....。」」」
言っても無駄だと、俺と悠里と先生は悟って溜め息を吐いた。
「(ってか、肩身狭いなぁ...。男俺一人じゃん。)」
縁に腰かけ、足を浸けながら俺は上を向きながらそう思った。
「どしたのー遼?そんな物思いにふけっちゃってさ。」
「おわぁっ!?ら、蘭!?何くっついてんだよ!?」
いつの間にかプールから上がっていた蘭が後ろからくっついてきた。
「にしし...ほれほれー!」
「っ....!?...あー、もうっ!!」
「きゃっ!?」
―――バッシャーン!
からかうように体を寄せてきたので、思わずプールへと投げ飛ばしてしまう。
「...ったく、からかうなよ。」
「ぷはっ...ごめーん。」
水着姿なんだがら肌と肌が直接触れ合ってしまうんだぞ?
おまけに蘭は水に濡れてたからなんというか....ああもう、忘れよう!
「.....結構、勇気出したんだけどな。」
「...ん?なんか言ったか?」
「なんでもなーい。」
ボソッと何か言ったような気がしたが、気のせいだったか?
って、水かけてきやがった!
「遼も腰掛けてないで入りなよ!」
「はぁ....分かったよ。」
せっかくのプール(貯水槽)だからな...。
...あ、飛びこまずに普通に入ったぞ?
「...と、ホントに浅いな。」
仕方ないと言えば仕方ないんだが。
「って、あぶな!?」
「くっ、今度は躱されたか!」
また水を掛けられそうになったのを躱す。
「うおわっ!?」
「あ。」
すると後ろに回っていたのか、胡桃に水がかかる。
「く...やったなこのっ!」
「すmぶはっ!?」
謝ろうとした所に水をかけられ、なんか変な声が出た。
「あはは、遼、今の声なに!?」
「ぐ....元
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