暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン handle a system
72ユウキの願い
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
連絡を受けたリュウヤはユウキの入院している病院に向かっていた。
「何でこんなときに混んでるんだよ!!」
しかし道があまりにも混んでおり全く進めないでいた。
「アスナ!!わりぃ………渋滞にひっかかった!!」
『ユウキもうもたないかもしれないって………』
アスナに連絡をとるも自分が着くまでユウキがもたないということを知ったリュウヤ。そんなときあることをリュウヤは思いだしタクシーを降りた。

「山本先生!!少しアミュスフィア借ります!!」
「お、おう」
タクシーを降りた場所の近くにあった山本先生の家でアミュスフィアを借りてALOにダイブした。最後にログアウトしたアインクラッド22層のキリトの家を後にしてユウキが辻デュエルを行っていた場所に向かう。そこにつくと倒れたユウキをアスナが抱き抱えていた。
「わりぃ遅れた!!」
「リュウヤ君!!」
「リュ……ウヤ……」
恐らくもう限界が近いのだろう声も途切れ途切れでしゃべっている。
「立てよ!!俺まだお前と決着着けてねえぞ!!こんなところで死ぬなよ!!お前は絶剣………絶対の剣士だろ!!」
「ごめ……んねリ……ュウヤ決着……つけれなくて………ねぇ最後……のお願……い聞い……てくれる?」
「何でも聞いてやるよ」
「アス……ナとリュ………ウヤ二人とも………凄く強い………けど本………気で戦った………らどっちが……強いか……見せてよ」
ユウキの言葉を聞き頷くとアスナとリュウヤはユウキから離れそれぞれ武器を構える。そしてデュエルの申請をし間合いを取る。カウントダウンがゼロになった瞬間互いに一気に間合いを詰める。
何度も二人の剣がぶつかり合う。どちらの攻撃も当たらず剣の余波だけでHPが減っていく。しかしアスナには一つだけ秘策があった。ユウキのOSSをリュウヤが来る少し前に受け継いでいた。もしOSSを使えばリュウヤの不意をつける。そう考えたアスナは必死に隙を作ろうとする。そして遂にその隙ができた。アスナの剣を弾きそこに攻撃をしてきた。そのタイミングでスキルを放つ。最初の五連撃は、あっさりリュウヤ剣に受け止められた。リュウヤもユウキのOSSについて幾つか調べていた。そのためアスナの構えと剣の光だけでユウキのOSSであることを見抜いた。一瞬驚きはしたもののすぐに剣を構えOSSをガードしたのだ。続く五連撃も防ぎその後に続く最後の一撃も防いだリュウヤは隙だらけのアスナにスキルを放つ。
ーーユウキの目の前で………負けたくない!!
アスナのその思いが奇跡を起こした。スキルの後にあるはずの硬直時間が発生しなかった。残るHPは互いに後少し、アスナは単発技のリニアーを、放つ。互いの技が命中しHPが急激に減る。それと同時に現れるデュエルの結果表示。
ーーWINTER ASUNA!!
「二人とも凄いよ!!」

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ