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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第19話 二人の初春
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一人の初春と合流してリセットをする。

なぜ、攻撃を止めた?
あれが赤髪君なら問答無用で殴ってきそうなものだが......
そういえば、さっき自分が放った電撃に対してややオーバーとも取れる逃げ方をしていた。
他の攻撃に対しては能力を使って対抗したり、紙一重で躱していたのに。
まさか......

木山は余裕を取り戻したように立ち上がると近くにいた初春を捕まえる。
「こちらで......」
ニコッと聴いてくるが木山の手は、初春の下半身へと動き出し、履いている制服のスカートを捲り上げた。

「!?」
スカートの下には淡いピンクの水玉模様の初春のプリンセスゾーンを守る布が鎮座している。

捲られた初春は何が起きたのか分からずに止まっていると
「ぎゃわあああああー!?な、何をしてるんですか?!」
離れていたもう一人の初春が顔を真っ赤にしながら指をビシッと伸ばして慌てていた。
「それに何で今日履いている......ぱぱぱ、パンツの柄を知っているんですか!?サソリさん」

スカートを捲られた初春が弾けたようにもう一人の初春を見て、驚きの声を出した。
「ば、バカお前!」
その言葉を聴いた木山は、解答を見つけた子供みたいに嬉しそうにサソリ初春の視線の先へと顔だけ向けた。
「あちらが本物か」
アルミ缶を顔を真っ赤にしている初春目掛けて投げつけた。
さきほど大規模な爆発を誘因した代物だ。
「今度は女性の羞恥心でも学ぶ事を勧めておく」

お前が言うか!この露出女!

「クソっ!」
サソリ初春は、印を結ぶと地面に手を置いて初春とアルミ缶を間に砂の壁を作り出す。

「はあはあはあ......」
急激にチャクラを消費したサソリ初春は、手を地面に置いたまま様子を見ているが
一向に爆発する気配が無い。
木山は、汗を流して息を切らしているサソリ初春の手を掴む直すと

「フェイクだよ......あの時とは違い嘘を見抜けなかったようだな」
喫茶店で木山の嘘を見破ったサソリであったが今回は見破る余裕が残っていなかった。

「電撃を出した時の君の反応は、やや過剰だな......電気はお嫌いかな?」
木山はサソリ初春の手に直接電流を流し込んでいく。
「しまっ!!があああああああああ」

マズイ、術が......解ける

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