ダブル・ジョーカー
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「さてさて。ここに来るのも久しぶりだね。」
スノーはそう言って夢の間にまるでふるさとに帰ってきたかのようにそう呟いた。
そしてその先にいるのは……。
「全く……お久しぶりです。スノーさん?」
ソーニャが眠そうに、しかし嬉しそうにそう呟いた。それを聞いてスノーはニコニコしながらソーニャに向けて。
「やあ、ソーニャ。神様はずっと1人ぼっちでさ♪てね。」
「まったく……貴方は……。」
「ねえ。ソーニャ。お願いがあるんだ。」
「お願い?」
スノーは少しだけ真顔になってそう切り出した。
「実は……。」
「……。ここは……。」
俺……フォルツが目覚めると元の生徒会室に戻っていた。その横ではヒカルとフローラが座り込んで抱き合っていた。
「フローラ……本当に良かった。」
「ヒカルくん……。」
「間に合わなかったらと思ったら……俺は……。」
ヒカルはそう言って抱きしめる力を強くする。それを感じてフローラはニコッと笑うとヒカルのされるがままになっていた。
「熱々ですね。」
「そうだね!
それよりルーグ。あたし、お腹すいちゃったよ〜!」
ルスティグとクローバーは2人を見てそう呟くと部屋をこっそりと出て行こうとする。俺とアリスもこっそりと出て行こうとしたところで。
「フォルツ。」
「……。」
いつの間にかその場に立っていたヒカルに呼び止められた。俺はゆっくりと振り向くと無表情でヒカルを見つめる。わかっている。どうせあいつの事を聞いてくるのだろう。
「なんだ……?」
俺はそう言ってとぼけるとヒカルは怒ったような笑ってるような悲しんでるような……そんな分からない表情で俺を見る。
「お前は一体何者なんだ……?ヴァンパイア、フォルツ・レープリカ。それがお前なのか?それとも……。」
ヒカルはそこで間を置き。あいつの名前を口にした。
「歌劇団の死神……スノードロップなのか?」
その質問に答える事が出来ない。なぜなら俺は……。
『俺』はスノードロップなのだから。
「その話。ちょっとまってくれなーい!」
するとニナがニコニコしながら俺たちの間に割って入ってきた。
「今回は助かったんだし、七つの大罪のマモンも倒したんだしそれでいいんじゃない?おそらく絵本にされた人達も元に戻ってると思うしさ。」
ニナの言葉に合わせて俺も話すべき言葉を話す。
「この大学で面倒を見させてもらった事は感謝してる。だが七つの大罪を探してソーニャを倒さないと行けない。
学校ごっ
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