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どんなになっても
1部分:第一章
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し黒猫も白猫もいる。色々な猫がいた。
 彼は猫達をまとわりつかせたまま家の中に入り。笑顔で挨拶をするのだった。
「只今」
「おかえりなさい」
 彼と同じ様にマレー系の顔をした若く美しい女が家の奥から出て来た。見れば彼女の周りも十匹程度の猫達が集まっている。
「もうすぐにわかったわ」
「猫達の声がしたからだよね」
「そうよ。それじゃあ晩御飯ね」
「うん、それで」
「今できたところだから」
 それはもうだというのである。

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