第20話 上流と下々の社交の場
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ごめんなさい――――」
「あー、うん。ホントにやり過ぎたかもなぁ・・・」
「まぁ、風間は調子を乗りすぎるきらいがあるから、たまにはいいのではないか?戒めになって」
そんな士郎達に、他の湯船に浸かりに行っていたガクトが戻って来た。
「見っろ〜〜〜!お前たち、俺様の筋肉美を・・・!」
浴場に入ってからこれをやろうとしたガクトだったが、先程の一幕のせいで出鼻を挫かれたので、今やる事にした様だ。
「ガクトのはグロいんだよ、隠してよ!」
「それに衛宮先輩達もいるんだぞ?」
「ガクガクブルブルガクガクブルブル――――」
しかしガクトは友人たちの言葉も聞かずに、自分の愚息を堂々と自慢しだした。
「銃で例えるなら、俺様のジュニアはバズーカ―だな!」
それに対して軽口を叩く大和。
この話題を何故か早く終わらせようとするモロ。
されどなかなか話が逸れないので、僅かに行動をずらす事にした。
「そ、そう言えば、衛宮先輩も相当鍛えられてたよね?いい肉体してるもん」
「ん?」
士郎は、いきなり話題の大本部分に自分を投入された事に、きょとんとする。
しかし、何故か大和とガクトの2人は、モロに何とも言えない顔を向ける。
「な、何さ、2人とも?」
「モロ・・・」
「いくら貧相な体つきに柔肌で、かつらでも被れば男の娘に変身出来そうだからって、そっちに走る事ないだろ?」
「は!?な、何言ってるのさ!僕がそっちの趣味な訳無いでしょ!!?」
「いや、そこまで動揺すると逆に怪しいぜ?モロ。リーダーとして心配だな」
そこへ、先程まで震えが止まらなくて隅の方で隠れるように温泉に入っていたキャップが、何時の間に居た。
「ど、動揺なんてしてないよ!と言うか、如何してこのタイミングで復帰するのさ!?」
幼馴染たちに抗議するモロ。
しかしながら少々どもっていて、一向に信じない仲間たち。
そんなモロに肩に、後ろからある2人の腕が置かれる。
まず準から。
「師岡、まさかお前が若と同じ世界に踏み込んじまってるとは・・・」
次に冬馬。
「師岡君の事は前々から目を付けていたんですが、風間ファミリーの一員故諦めていたんですが、ご本人である貴方自身が目覚めているのなら是非もありません。ようこそ至高の世界へ、歓迎しますよ?――――取りあえず、休み明けの日の夜から七浜ホテルでどうです?」
「2人とも何言ってるのさ!?あと葵君、生々しすぎるから本気で止めて!!」
「?」
背後から乗せられた2人の手を振り払い、本気の抗議をする。
因みに冬馬と準の2人は、士郎に聞こえないように小声で囁くように言った。
勿論、それほど
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