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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
11:暗いのは空ではなく、人々の心の中だった。
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しそうに会話するリュカさん。
そこに現れたのは、孤独を愛するロッシさんだ。
石の作業部屋から出てくると、リュカさんを見つけ近付いた。
「リュカ……帰ってたのか。丁度良い、頼みがあるんだ」
「はぁ? 今忙しいんだよ、判らねーのか?」
判らない。ピリンさんと無駄話してる様にしか見えないから、忙しいとは判らない。
「お喋りしてるだけだろ!」
「そうだよ。お喋りで忙しいんだよ!」
私の知らない“忙しさ”を、今発見した。この町は私にとって色々な発見に満ち溢れている。
「それは忙しいとは言わねーんだよ! そんな事より……俺も最近、物作りの楽しさが解ってきたんだ。でもあの作業部屋をもう少し何とか出来ねーか?」
「何とかって何だよ?」
何だろう?
「だからさぁ……もっと本格的なって言うのかなぁ? そんな感じ」
「ふざけんなよ、何だその漠然とした頼み事は? 人に物を頼むときは、もっと具体的に言え!」
リュカさんは言いたいことをストレートに言うから凄い。
ロッシさんは『俺は何時でも逃げ出せる構えで居る。だから誰とも馴れ合わない』と広言してる人。
そんな人が町造りにやる気を出したのだから、そのやる気を削がない様に気を遣うのが普通の人だと思う。
でもリュカさんは気にしない。大物なんだと思うけど、もしかしたら馬鹿なのかもしれない。
「ねぇリュカ。ロッシのお願い何とか出来ないかなぁ?」
「う〜ん……ピリンが言うなら何とかしちゃうぅ!」
やっぱり馬鹿なのかもしれないな。女性の頼み事になれば、コロッと態度を変え、それを臆面もなく見せるなんて……ピリンさんのお願いにも一片の具体性も存在しない。
何とかすると言ったリュカさんは、直ぐに行動に移す。
石の作業部屋に入ると、中からは何かを作成する音が聞こえてくる。
あの漠然とした依頼で、何を如何するのかは楽しみだ。
ロッシさんも楽しみなのだろう。
リュカさんが作業部屋へ入った後、その場に残されたピリンさんと共に楽しそうに会話をしている。
彼もあんな笑顔が出来るんだなぁ……
ケッパーSIDE END
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