グラビア撮影?
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ドキドキした。今も鼓動が周りに聞こえてるんじゃないかというほどバクバクいってるもん。
「大丈夫か?」
「色んな意味で大丈夫じゃない」
心配してくれてるのか、声をかけてくれるレオン。この服装といいウェンディとのあのポーズといい、恥ずかしすぎてヤバイ気がする。
「シリルちゃん!!愛しのウェンディちゃんをちゃんと見といた方がいいんじゃない?」
耳元で囁くソフィア。その声で身震いした後、撮影しているウェンディとシェリアに目を向ける。彼女たちは背中合わせに手を絡ませており、妙に色気のようなものを感じる。
それからしばらくそのような撮影が続いていく。ソフィアとカグラさんが組んだり、俺とシェリアが組んだり、様々なバリエーションで写真を撮っていくジェイソンさん。
「最後は全員でCOOL!!にいくぜ!!」
そして今度こそ本当に最後。五人で体を密着させて写真を数枚撮り、撮影会が終わった。
その際またしてもウェンディと密着していた俺は、速まる鼓動を押さえるのに必死だったのは、言うまでもない。
「今日は一日サンキュー!!次も頼むぜCOOL!!」
無事に取材を終えて元の服へと着替え俺たちは、ジェイソンさんに見送られてその場を離れていく。
「はぁ!!今日は楽しかったね〜」
「そうね、すごく充実してたわ」
「また今度やろうよ!!」
先頭を歩くエクシードトリオ。取材が全て終了した頃を見計らっていた彼女たちは、つい先ほど俺たちと合流したばかりなのである。満足げに今日のことを話しているその姿が、すごく羨ましい。
「それじゃ、私たちはこれで」
「じゃあね!!みんな!!」
「お疲れ様でした!!」
「またいずれ何かの時に」
カグラさんとソフィアはあらかじめ帰りの手段を確保していたらしく、俺たちとは別の方向へと向かっていく。それに対して俺たちは手を振りながらお見送りしていた。
「でも今日のあれってなんだったのかな?」
「し・・・知らなくてもいいと思うよ?」
どこか慌てた様子のウェンディ。なんでみんな何も教えてくれないんだ?仲間はずれにされてるみたいで嫌なんだけど・・・
「次発売の週ソラ読めばわかるよ」
「あ、そうなの?」
平然とした表情のレオンがそう言う。すると、隣にいる赤紫髪の少女が彼の腕を引っ張る。
「ちょっとレオン。教えて大丈夫なの?」
「どうせわかるだろうし、問題ないでしょ」
コソコソ話をしている双神。シェリアの顔が不安そうなのが特に気になるのだが、聞いても理由を教えてくれないし、気にしないでおくか。
「ここからは別々だな」
すると、レオンたちも準備しておいた馬車が来ていたらしく、お
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