グラビア撮影?
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が、なぜか俺だけには教えてもらえなかった。
「よーし!!それじゃあまずは一人ずつ撮っていこうか!!まずはシリル!!」
「は・・・はい・・・」
スカートの裾を掴みながらカメラの前へと出てくる。何枚か撮影すると、次にウェンディが呼ばれたので交代する。
「何なのだ・・・この衣装は・・・」
普段とは明らかに雰囲気が変わっているカグラさん。年齢は俺たちより上のはずなのに、このロリータ系ファッションを着ているせいか、少し幼く感じる気もする。
「次カグラ!!よろしく頼むぜCOOL!!」
「くっ/////」
ウェンディ、シェリア、ソフィアの撮影が終わり、カグラさんが呼ばれる。彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめながら、渋々カメラの前へと歩み出る。
「ねぇレオン。これって何順だと思う?」
「たぶん、ランキング順じゃないかな?」
コソコソと何かを話しているシェリアとレオン。だが俺は恥ずかしさと自尊心が破壊されたことで、そちらに注意を向けることができない。
「次はそうだな・・・シリルとウェンディ!!ペアで頼む!!」
「「へ!?」」
一人ずつの撮影も終了したので、やっと解放されると思ったのだが、今度はペアなどで写真を撮ると言い出した。勘弁してよ・・・
「ほらほら急いで!!COOLに行こうぜ!!」
今のは絶対COOLの使い方おかしかったと思うけど、今は突っ込んでる場合じゃないか。仕方ないのでウェンディと共にカメラの前に来ると、手を繋ぐように指示される。
「COOLなお友達な感じで頼むぜ!!」
恋人繋ぎではなく極々普通の友達同士での手繋ぎらしいので、その通りに従う。さらに何か会話している感じでと言われたため、それっぽくやってみるけど・・・これは一体何なんだ?
「次は抱き合って頬をCOOL!!に合わせてくれ!!カメラ目線で!!」
「「はい・・・え・・・えぇ!?」」
一度返事をしてからそのあまりの要求に隣の少女と顔を見合わせる。ま・・・マジで言ってるのかな?
「ほらほら!!ハリーアーップ!!」
ハッスルしながら急かし立てるジェイソンさん。これも仕事だし、仕方ない。やるしかないよな。
「う・・・ウェンディ」
「し・・・シリル」
ウェンディを抱き締め引き寄せる。ウェンディもそれに合わせて俺の背中へと手を回す。そして、二人揃って深呼吸をしてから、相手の頬へと自分の頬を押し付ける。
「COOL!!いいねいいね!!すごくキュートだよ!!」
ハイテンションであらゆる角度から写真を撮影しているジェイソンさん。その間にも俺の鼓動は徐々に早くなってきている。
「OK!!次はシェリアとウェンディで行ってみよう!!」
ようやく終わりを告げたと思われる撮影会。本当に
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