グラビア撮影?
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いるシェリアにそう言われ、驚愕している俺とウェンディ。あいつら、せめて俺らに断ってから出掛けろよ。
「シャルルがいないなら、ウェンディちゃんに何しても―――」
「やらせないからね」
シャルルがいないことでウェンディのガードが甘くなっていると考えたソフィアの腕を掴む。油断も隙もあったもんじゃないな、こいつは。
「それならシリルちゃんがソフィアの相手してくれるってことでいいんだよね?」
「いや・・・そうとは言ってな―――」
だが、ソフィアはそれで諦める奴じゃなかった。彼女の腕を掴んでしまったがために離れられなくなった俺のお尻にすぐさま飛び付いてくる。
「ちょっ!!やめ・・・」
「やっぱシリルちゃんいいお尻〜!!」
引き剥がそうとしてもガッチリとホールドされており、なかなか引き剥がせない。ウェンディやシェリアに助けを求める視線を送るが、彼女たちも触られたくないため止めるに止められないでいた。
コンコンッ
困っていると、ドアをノックする音が聞こえる。それは、救いの神が降臨した音だった。
「皆さん!!準備ができましたのでお願いします!!」
取材の準備ができたらしく、俺たちを呼びに来たジェイソンさんのアシスタントさん(たぶん・・・)彼が来たと同時にソフィアの手から一瞬力が抜けたため、その隙に脱出する。
「あぁ!!もう!!シリルちゃん!!」
逃げられたことで悔しそうに地団駄を踏むソフィア。ふ、ざまあみろ。
「ほら!!早く来てだって!!いこいこ!!」
少しでもソフィアから距離を取りたかった俺はドアに手をかけそう言う。そして部屋から出ると、いきなりおかしな光景が目に入ってきた。
「お前何やってんの!?」
思わず大声を張り上げる。だってそこには、なぜか上半身裸のレオンがいたんだもん。
「シリル、どうしたの大声出して」
「何かあった・・・」
続けて部屋から出てきたウェンディたち。彼女は最初は俺の方に視線を向けていたが、すぐに俺の目の前にいる金髪の少年に目を引かれる。
「「「きゃああああ!!/////」」」
それと同時に顔を赤らめ、目を覆いながら悲鳴を上げる三人の少女たち。ただ、三人とも指の隙間から少年の細く、極限まで絞られた裸体をチラチラと見ていることから、興味はあるようだ思われる。
「な・・・何やってるのレオン!!/////」
「やっぱりレオンも氷の魔導士だから/////」
「まさかレオンに脱ぎ癖があるなんて/////」
どこか嬉しそうなシェリアとグレイさんと重ね合わせている様子のウェンディ。そして意外や意外、レオンの裸に動揺しているソフィア。それを見ていたカグラさんがレオンに質問する。
「それで、なぜそんな格好なのだ?」
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