第一話 斜め上の方向に向かい、開戦する
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、たかが知れてる。帝国はチェスに例えれば王やクイーンは、動かせてもルールの中でしか動けない。だが、こちらはいつでもルールを壊せる。気長に自称最強者様たちと戦うとしようじゃないか」
演技染みた口調で、そう言った健太郎。あくまでもこっちから攻めずに、攻められて仕方なく戦争に巻き込まれた形にしようと思い、このような提案をしたが、内心では「反対しないかな」と、ビクビクしていたが、この言葉を聞いた将軍達はにんまりとした表情であった。
「流石は元帥。だた攻めるだけでなく、大義名分をアカツキ帝国が握り、相手に何も言わせないようにするのですね」
「ならば直ぐに準備を進めます」
「ファルマート大陸の工作を任せてください。帝国の主戦派を煽り、相手から戦争を仕掛けるように、誘導します元帥」
(え、ちょっとまって!?)
何か話がややこしくなってない。いくら秘密裏に行動しても、こっちから戦争を煽ってどうするんだよとツッコミたい健太郎だが、既に話が大きくなって修正できる雰囲気でもなくなっていたので、内心はやっちまたあ〜と、後悔しているが内心が落ち込んでいる事を悟られないように、いつものように威厳ある元帥を演じる。
「うむ。将軍や現場の兵士達の大いなる働きに期待する」
もう、ここまで来たらなるようになれと、投げ出し気分の健太郎だった。
ーーー。
帝国とアカツキ帝国の交渉決裂からしばらくして、アカツキ帝国の工作が始まった。帝国の領土になっていないアビス大陸という大陸の話を持ち掛けたのだ。現在のアビス大陸は、長い戦乱にさらされて、国が復興に向けての準備中の事を帝国主戦派に伝えたのだ。これに食いついた主戦派は、直ぐにでもアビス大陸に侵攻を開始すべきと現皇帝のモルトに話を持ち掛けた。モルトも、現状の帝国の閉寒感を打破するために広大な領土獲得を含めて遠征を決定する。
軍艦23隻と小型の武装商船80隻以上と翼龍を搭載するこの世界の空母ともいうべき龍母を10隻を入れた艦隊がアビス大陸に向けて侵攻した。
今回の遠征を任された帝国司令官は知らない。これが、自分達が新たな領土を得て、更なる富と地位を手に入れる事が出来ると思い込んでいたが、それは幻想に過ぎない事を彼は知らない。
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