提督、銃を撃つ
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込め狙いをつける、その時の顔付きは普段の物とは違いかなり真剣で鋭い物であった。まるで獲物に狙いをつける猛禽類の類のよう。そして一気に銃弾を放った、息もつかせぬ連続射撃。あっという間に装填されていた6発を打ち切った提督は耳当てを外しながら的を見て少々納得いかなさそうに首をかしげた。
「う〜んやっぱり鈍ってるなぁ、普段からちゃんと練習しないとダメだし」
「す、凄いわ凄いわ提督!!全部的に当たってるし5発もど真ん中に当たってるわ!!」
「………驚いたよ。提督ってこういう事もすごいだね」
「夕立にコツを教えて欲しい〜!!」
と射撃の腕前を見ていた艦娘たちは提督の射撃の腕にひどく感心していた。が肝心の提督は射撃に不満げな顔を浮かべていた。
「最後の一発が反れてるなぁ……昔は全部真ん中に行ってたのに……ちょっとショック」
「いや十分すぎるぐらい凄いんだけど?」
暁の突込みに思わず同意する響と夕立。
「まあそうだけどさぁ……っともうこんな時間か。3人ともそろそろお客さんが来るよ」
「お客さん?」
「そう……深海棲艦のトップの皆様がね」
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