第2章:異分子の排除
第23話「乱入と挑戦」
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いのは厳しい...!
「桜さん....!」
「...........。」
桜さんに声を掛けるが、桜さんはじっとアリーナを映す画面を見ていた。
「っ...!?そんな!?」
「どうした?」
「....IS反応が...上空に三体も....!」
「なっ....!?」
さすがにそれには千冬姉も驚いた。
おそらくアリーナにいるISと同じであろうISが三体も現れたのだから。
【織斑先生!大変です!ロックのシステムが...!】
「....システムが書きかえられてるのか...?」
三年生からの通信に、桜さんがそう呟く。
「っ...これでは、織斑と鳳...だけじゃない、避難できていない者全員が...!」
「そんな....!?」
千冬姉の言葉にセシリアが声を上げる。
...確かに、これは....!
「...観客席に、ユーリちゃんとマドカちゃん、簪ちゃんがいたはずだ。」
「.....え?」
そう呟いた桜さんにどういうことか聞く間もなく、何か通信機らしき物を取り出す。
「ユーリちゃん!聞こえるか!?」
【さ、桜さん!?聞こえます!】
「...篠咲兄、それはなんだ?」
「...ユーリちゃんの専用機、エグザミアにあるAIとの通信機能を応用した、緊急時の通信システムだ。チヴィットを通じて通信を行っている。」
...そういえば、グランツさんとジェイルさんがチヴィット開発の傍らでそんなの作ってたっけ...?まさか、こんな所で役に立つとは...。
「ユーリちゃん、簪ちゃんの二人は協力して扉のロックを解除してくれ!マドカちゃんはいざという時に皆を護ってやってくれ!」
【わ、私がですか!?そ、そんなの...!】
桜さんが通信機を使って指示を飛ばす。
しかし、ユーリは自信がないらしく、そんな事を言う。
...まぁ、こんな土壇場で重要な事押し付けられたらな....。
「...できる。俺が保証しよう。」
【桜さん...?...分かりました。....やってみます!】
「よし、その意気だ。頑張れよ。」
そう言って桜さんは通信を切った。
「...できるのか?」
「ユーリちゃんの解析能力はそれこそ俺たちの域に辿り着ける程だ。できるさ。」
「...そうか。」
“俺たち”というのは桜さんと束さんの二人の事だろう。
それを聞いて千冬姉も納得したらしい。
「.....で、貴様は緊急時にどこに向かおうとしている?」
「あの二人だけではすぐにやられてしまう。だから俺たちが行くつもりだが?」
「........。」
それは俺も同意見ではある
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