第2章:異分子の排除
第23話「乱入と挑戦」
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「視線だ。鳳の奴、視線が分かりやすい。多分、秋十君やセシリアも実際に戦えば気づけるだろう。」
「....なるほど。」
確かに、視線が分かりやすかった。これならどこを狙ってるか分かるな。
「ふん、視線が分かってしまう程度では、国家代表にはなれんな。」
「...皆さん、手厳しいですね...。」
黙って聞いていた山田先生がそう呟く。
...まぁ、最強クラスがここに二人もいますしね...。
「一夏....!」
「...お?仕掛けに行ったか。」
「どの道あの機体では長期戦は難しいですからね。俺もそうします。」
長期戦には向いていないワンオフに、ブレード一本だけの武装。
...どう考えても短期決戦にするべきだろう。
長期戦ができるの、桜さんと千冬姉ぐらいしか思いつかないし。
「...瞬時加速...か。」
「私が教えた。おそらく一週間ではクラス対抗戦で無様に負けるだけだろうと思ったからな。」
「使いどころを誤らなければ代表候補生とも渡り合えるからな。」
クラスとしてあっさり負けるのはいただけないからな。
...と言っても、通じるのは一回だけだろうな。
「(...っと、決まるか....!?)」
瞬間、上空のシールドを突き破って、地面に砲撃が着弾する。
「っ...なに!?なにが起きましたの!?」
「これは....!?」
明らかに異常事態。なにせ、乱入者が現れたのだから。
「システム破損!何かがアリーナの遮断シールドを、貫通してきたみたいです!」
「っ、試合中止!織斑、鳳!ただちに退避しろ!」
山田先生の言葉と共に、千冬姉が鋭く指示を飛ばす。
「....あいつら、やる気みたいだな。」
「少し無謀すぎません?遮断シールドを貫通する兵器を持つ敵相手に...。」
桜さんの言葉に俺はそう返す。
山田先生も必死に二人に呼びかけている...が、無視されているようだ。
「桜さん!私たちも行った方が...!」
「...残念だが、あれを見てみろ。」
「遮断シールドが...レベル4に...!?」
桜さんが示したパネルにはそう書かれていた。
しかも、扉が全てロックされている。
「まさか...あのISの仕業...?」
「...そのようだ。これでは、避難する事も、救援に向かう事もできない...。」
その言葉で、部屋に重苦しい沈黙が訪れる。
「...緊急事態として既に政府に救援を送っており、今も三年の精鋭がシステムクラックを実行中だが....。」
「....想像以上に固いようです...!」
...まずいな。生徒が避難できな
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