暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1295話
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れれば11人いるという事も含めてだ。
 そうなれば、当然俺が他の世界からの住人であるというのも教える必要が出てくるかもしれないが……そのせいで、エリナの方にはその辺を教えるかどうか迷うんだよな。
 エリナが俺に好意を抱いているというのは、恐らく間違いない。……うん、多分。
 実はこれが女の駆け引きだったりするかもしれないが。
 ともあれ、そんなエリナの好意があるというのはともかく、ネルガルという会社に対する忠誠心? ……いや、忠誠心というのはちょっと違うか。ともあれ、ネルガルに対する強い思いがあるのも理解している。
 そんなエリナに俺の事を……シャドウミラーの事を言ってしまえばどうなるのか。
 下手をすれば、ナデシコ世界VSシャドウミラーという形にすらなりかねない。
 ……まぁ、それでもシャドウミラーが負けるとは思わないが、戦争状態になってしまえば面倒な事になるのは間違いない。
 戦争ってのは始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しいからな。
 だとすれば、この世界では木星蜥蜴を合わせて三つ巴の戦いになってしまう。
 いや、ネルガルがそこまで馬鹿な真似をするかと言われれば、否か?
 寧ろ、こっちを取り込むために接触してくる可能性が高いな。

「おうアクセル。もう行くのか?」

 俺よりも先にブリッジを出ていたおかげで、ハルカとエリナのやり取りを見ていないウリバタケがそう尋ねてくる。
 女好きなウリバタケだけに、もしブリッジに残っていれば思い切り俺に対して嫉妬を向けていただろう。
 その辺はラッキーだったな。

「ああ、木星蜥蜴が妙な真似をしないように、先に出撃しておきたい」

 短く言葉を交わし、そのまま格納庫に設置された扉からコンテナへと向かい、ミロンガ改へと乗り込んで出撃するのだった。
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