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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
10:日記とは人々の生活を後世に伝える歴史書だ。
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、その壊れ方が変なのだ。
と言うのも、内側からの攻撃によって崩れてる所が多い。
旧メルキドを捨てて、竜王軍からの攻撃に対抗する為に城塞を築いたのなら、攻撃は外側からで壊れ方も内側へと崩れるはず。
だけどこの城塞は逆だ。
そんな事を考え観察しながら内部に入ると、玉座を配置するっぽい壇上に一人の男が立っていた。
あまり似ては居ないが、アイツが
ヒゲ
(
ロロンド
)
の先祖のロロニアだろう。
高い所から偉そうに俺を見下ろしてる。
『良くきたな若きビルダーよ。私はこの城塞を納めていたロロニア。先程、外の兵士との遣り取りを見て居ったぞ。石の守りの製法を教えてやるから、屋上にまで来るのだ』
うん。言いたい事だけ言って勝手に消えた。
俺も言いたい事がいっぱいあるんだけど、上から目線で“教えてやるから上に来い”って言われたから、反発したくなる。
そんなわけで取り敢えず城内を散策し、使えそうな物を持ち帰ろう。
で一番最初に目に入ったのは、ロロニアが立ってた場所の壁にに有る燭台。
近付くと“壁掛け燭台”と頭に浮かぶ。
この壁掛け燭台は、城内のいたる場所に有るので、全部回収する。
次に見つけたのは位の高い奴の寝室らしき場所。
そこには大きなベッドとドレッサーが……“キングベッド”と“ドレッサー”を入手。
このベッドなら存分に楽しめそうだ。
さてさて、続いて見つけたのは城内の柱に掛けられた大小のタペストリー。
今のメルキドには不要かなと思ったのだけど、フカフカの絨毯を持ち帰る事にしたので、合わせてタペストリーも持ち帰ります。
更に入手したのは、木の扉・牢屋の扉・大きな壁飾り・クッション椅子……等々、盛り沢山。
宝の山でホクホク気分を味わっていると、見つけなければ良かったと思う物を発見する。
それは1冊の本だった。
その本は日記帳で、この城で兵士をしていた者が書き残したと思われる日記だ。
小難しい言い回しは避けるが、日記の中にはこう書かれている。
“守りの堅い城塞を築いたが、守りが堅すぎて外に出れない日々が続いた。”
“そして外に出られない所為で困った問題も発生。”
“食料の備蓄が残り僅かになってきたのだ。”
“
何
(
いず
)
れ我々は餓死するだろう。”
そんな事が書かれた日記だ。
それだけなら未だ良かった。
だが日記の中に、こんな手紙が挟まっていた。
“最近ボクの友達がお城の中で居なくなってる。大人は『勝手に外に出てモンスターに攫われた』って言ってるけど、居なくなる前の日には、必ずある部屋に呼び出されてるんだ。今夜はお父さんが夜の警備で居ないので、ボクもあの部屋に呼び出された。何があるんだろうか……?”
と、子供の幼い字で書いた手紙の切れ端が挟まっていた。
これの意味する所
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