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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第1章:メルキド編
10:日記とは人々の生活を後世に伝える歴史書だ。
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私から石の守りの素晴らしさを習いなさい』
意味解らん。“素晴らしさを習え”って何だ?
でも
ヒゲ
(
ロロンド
)
が言ってた石の守りと同じ物の事だろうなぁ……
仕様がない、面倒だけどコイツに付き合ってやろう。
『おお、石の守りの素晴らしさを知りたくなったか!』
俺が渋々幽霊の隣に移動すると、嬉しそうに話しかけてきた。
めんどくせー……早く終わんねーかな。
『では先ず、長い年月野晒しにしてた為、少し壊れてしまった箇所を修復して欲しい』
「え、僕が!?」
素晴らしさを習うだけなのに、一方的に修復作業を押し付けられる。
『そこに落ちてる“トゲ罠”と“石垣”を使って、壊れた箇所を修復しなさい』
何で上から目線で指示出してるんだ?
しかも指示が大雑把だよね。多分、地面にトゲ罠で壁に石垣だよね。
『おお、そうだ。修復が完了したら、近くの敵を導いてこい。だが石の守りの性能を見せるのが目的だから、倒すんじゃないぞ』
幽霊じゃなかったら殴ってるね。
近くに居たのは3匹のブラウニー。
小石を投げつけ気付かせると、俺は少しずつ石の守りの場所まで後退。
そして敵の攻撃範囲に入りそうになったら、素早く石垣に登って事態を傍観。
すると足下のトゲ罠でブラウニー達はダメージを負って行く。
俺の足下の石垣を壊して落としたいけど、石垣は堅くて壊せない。
そうこうしてる間にブラウニーは力尽きた。
『如何だ見たか!? やっぱり私の考えた石の守りは素晴らしい!』
「一方的すぎて趣味じゃない。でも必要だから造り方を教えろ」
勝手に喜んでる幽霊を冷たい目で見据え造り方を教える様に迫る。
『造り方も何も、石垣とトゲ罠を配置すれば良いだけだ』
「だから、石垣とトゲ罠の造り方を教えろよ! 修復してやっただろ。これで無念は晴らされたんだろ!?」
『うむ、無念は晴れたので私は成仏しよう。因みに石垣とトゲ罠の造り方は、城塞に居るロロニア様から聞いてくれ』
一方的に言うと、勝手に消えて行く兵士幽霊。
ロロニアに聞けって言ったけど、それも幽霊なのかな?
まぁそうだろうな。って事は、そいつの無念も晴らさなきゃダメなのか?
めんどくせーなぁ……
ヒゲ
(
ロロンド
)
の指示に従うと面倒臭い事が沢山起きる。
ん? ロロニアって
先刻
(
さっき
)
の幽霊は言ったよな。
そう言えば
ヒゲ
(
ロロンド
)
の先祖もロロニアって言ってたよな。
そのロロニアが書き残したメルキド録を大事に抱えてるし……
あの汚ー字を書いた奴が目の前の城に居るのか!
これは文句の一つでも言わんと収まりがつかん。
俺は意気込みも新たに、ボロボロの城塞へと突入する。
(メルキド城塞跡地)
しかし変な城塞だ。
いや城塞自体が変なのではなく
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