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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
テーマ短編
GGO番外編 節分!!
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通り戦車が接近中よ。歩兵の最大の敵こと陸上の王者様がね。どう見てもラスボス、つまりこれを倒せば終わりだけど……」
「対戦車装備なんて持ってきてねェぞ」
「光剣も流石に戦車の装甲丸ごと切れるのかは……」
「多少切ってもなんともならないだろうしねー」
「そうね。所で……」
言いながらヤミは、懐から長方形の年度のような物を取りだした。

「此処にあまりモノの高性能爆薬(セムテックス)とプラズマグレネードがあります。ちょっとした考えがあるんだけど。乗る?」
三人が、目を見合わせた。

────

「いい!?手筈の通りに、止めて、壊すのよ!」
全速力で走る四人の中でヤミが怒鳴り、彼等は走る。目標は勿論、疾走するT-90だ。

「向こうが最高速の砲弾を撃ってくるならその速さはマッハよ!砲塔が発光したらすぐ対応して!」
「はいっ!」
「はーいっ!」
言いながら二人は光剣を展開し、全速力で走る。
と言っても、この二人は対物ライフルの弾すら迎撃するのだ。そちらの方がよっぽど早いので反応出来ないと言う事は無いだろうが、まぁ今回は弾がデカイ。と、そんな事を思っている内に……いきなり、此方に向いていたT90の砲塔が発光した。

「っ!おぉっ……!」
直後、キリトが光剣を縦に一閃した。彼の腕に飛んでも無い重さが伝わる。が、彼はそのまま腕を振り切り……直後に、四人の後方二カ所で爆発が巻き起こる。

「ヒューッ!やるねぇ!楽勝じゃん!」
「いや、言っとくけど相当怖いからなこれ!」
叫んだリョウにそう文句を言いながら、四人は疾走する。現在の最大速度は、リョウがジャンプシステムで進める最大速度。ヤミからすると大分遅かったが、それでも両断した砲弾の爆発に巻き込まれずに進めるくらいの速度はある。

「次来るよ!」
「ッ!」
更に一発。またしてもキリトがそれを真っ二つに両断し、四人はそのまま進む。と、砲塔上部を見て、アイリが鋭く叫んだ。

「あ、機関銃が動いてる!撃ってくるよ!?」
「ちょ、俺流石に弾丸迎撃しながらは……」
「大丈夫よ、シノン!」
『了解』
ヤミの言葉に、無線の向こうで冷やかな声がする。そのニ秒後には、走行中のT-90の上部に搭載されていたKord重機関銃が、弾層部分のド真ん中を打ち抜かれ、爆散した。

「シノンの奴今日頼りになるなぁ!」
「何時も頼りになるよ〜!」
「わっと!」
リョウの言葉をアイリが楽しげに訂正し、キリトの肩を乗り越え前に出ると、次の瞬間飛んで来た砲弾を切り裂いて着地、そのまま走る。

「ちょ、そう言うの止めて下さいよ先輩!」
「あっはは!ごめんごめん!でもキリトくんダメだよ?先輩は禁止!」
そんな事を言っている間に、既にT-90の巨体は彼等のすぐ眼前まで迫って居た。ヤミが
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