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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
テーマ短編
GGO番外編 節分!!
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らった。必要に応じて使うライフルを切り替えてもらっている状況だが、狙撃による援護が受けられるとなるとやはり安心感が違うと言う物だ。

「終わったぞ!」
「ッ!」
リョウの声と同時に、ヤミは身体を隠す。即座に聞きなれた重低音の射撃が再開され、進行してくる鬼が次々にポリゴンへと変わった。

「(そろそろね……)アイリ!弟君!準備良い!?」
『はい!』
『待ってましたー!』
鬼達も大分体勢を立て直しつつあるようだ。恐らくだが、突撃しようとするような動きも見える。突撃されると、数の差で押し切られ、此方は敗北する羽目になるだろう。故に、それよりも前に。

「突撃隊抜剣!内部に切りこんで思いっきり暴れなさい!」
『了解!!』
『Ja(ヤー)!!!』
キリトとアイリの二人が持っていたアサルトライフルを捨て、各々の光剣を抜き放つ。ちなみにだが、キリトの光剣はカゲミツG4と言う一般的に市販されている光剣なのに対し、アイリの物はツキカゲG7。改造版のキリトの物より性能の良い光剣だ。
もう片手には、それぞれFive-sevenと、MP7がある。二か所で二人が笑うと同時、ヤミが叫んだ。

突撃(チャージ)!!GOGOGO!!」
「オォッ……!」
「ひゃっほー!!!」
建物の左右から、二つの影が一気に飛び出した。それに反応するように、鬼側から迎撃の弾丸が無数に打ち出されたが……

「セァッッ!!」
「うりゃああ!!」
それらを全て、二人の剣士はぶった切りながら前に進む。

「あいっ変わらずの出鱈目具合ね……」
「そういやぁ!一時期、あれの真似しようとする奴居たんだって!?」
「えぇ!大体は挫折したけどね!!」
苦笑しながら言うヤミに、リョウはニヤリと笑う。

「で、そのしなかった一例、が!」
「あの子って訳よ!!あ、FFしないでよ!?」
「しねぇよ舐めんな!さっさと行け!」
怒鳴りながら自身も突撃したヤミを見送り、リョウは撃ちまくる。一見無茶苦茶に撃っているように見えて、その照準は的確にキリトとアイリに当たらないように配慮されているのが分かった。

「そのまま続けて!」
『『アイ、マム!』』
それと同時にキリトとアイリが敵群に飛び込む。

「イっちゃえぇええええ!!」
「セィッ!!」
光剣に触れたそばから鬼達が四散する。しかも飛び込んだのは敵中のど真ん中だ。取り戻されかけた鬼たちの統制が一気に崩れ、キリトやアイリに銃口が向く。しかし……

「フッ!」
右手を振り抜き切り裂いた光剣を腰だめにしつつ、キリトは左のFive-sevenを腕を交差させるように前方に向け、二発程発砲する。
目と首元に命中した豆は狙い違わず目の前の鬼を怯ませ、キリトは左腕を跳ね上げると即座に右の光剣を左から横一線。その勢
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