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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
テーマ短編
GGO番外編 節分!!
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ゃなかったら怒るわよ!アイリ!」
『ライフルが5個!』
「はい良く出来ました!」
答えを聞いて即座にヤミは何かしらをブツブツとつぶやくと、即座にインカムのスイッチを押しこむ。

「5分後に突撃よ!撃ち続けて、準備しておいて!」
『準備ってなんのー!?』
「心の!」
言いながらヤミは鬼たちに向けて発砲を続ける。抵抗が徐々に激しくなってきているのを、彼女は感じていた。

「予想してたより、体勢の立て直し早くねぇ!!!?」
「そう!?別にこの程度なら問題にはならない位だとっ!思うけど!!」
頭を隠してから、キャリコの引き金を引きづづけ、ヤミは怒鳴る。
元々、戦力差が大き過ぎるのは分かって居たことだ。テクニカルは潰せたわけだし、これより撃ちこまれる銃弾が多くても特に問題は無い。

「(いやまぁ問題はあるけど……)」
予想していたよりは小雨だ。やはり初めの一当てが効いているのだろう。
加えて言うのなら、ヤミは隣でフラッシュを焚きまくられているかのようにチカチカと顔を照らされるリョウをみて思う。

「(此奴よね……)」
この女のような顔をした男の持つ重機関銃の火力が、敵の頭を完全に押さえつけている。ALOでも力づくだが、GGOにしてもこの男は本当にバカみたいな火力だ。

「バ火力か……」
「あぁ!?何か言ったか!?」
「別に何も!!!」
怒鳴り返しつつ、片手のキャリコの弾層が空になる。交換のために一度身体をひっこめ、マガジンを外した途端に、左の壁面が爆発した。

「ッ……!リョウ!ランチャー!」
「わぁってるよ!」
ドンドンドンドン!!と重々しい音を響かせながらリョウがM2の銃口を高速で旋回させる。動こうと思えば動けるが、それでもこの銃を持ちながらの移動はどうしても低速に成る。距離を取って居るためグレネードを投げ込まれたりはしないが、それでもグレネードランチャーのような武装は脅威だった。

「ヤミベルト変えるぞ!援護しろ!」
「言われなくてもするわよ!!」
「そりゃぁどうも!」
言うが早いがリョウの射撃が止まる。と同時に、ヤミが身体を出して撃ちまくり始めた。自分たちの方に銃口を向けている鬼だけを的確に撃ち抜いて行く。が、流石に数が数である。対応しきれずに再び身体を隠す。

「早くしてよ!」
「うるっせぇな急いでんだよこれでも!」
はずした弾を放り出して傍らのベルトから新しいベルトを取り出し、開いた弾層の上に乗せるリョウが、ヤミの言葉に怒鳴り返してくる。再び身体を晒して発砲。上からもシノンが数発、援護をしてくれている。

「シノン!弾まだ残ってる!?」
『ヘカートで無くて良いなら、十分』
無線の向こうからシノンの平淡な声が返ってくる。今日のシノンにはヘカートの他に、FR-F2も持ってきても
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