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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
テーマ短編
GGO番外編 節分!!
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…30m……25m……!

開始(そと)ーっ!!!」

「ッッ!!!」
シノンが息を詰めて起爆装置をカチカチとニ回打ち鳴らすと同時。ズガァァァァァアアアアアアアアアアンッッッ!!!!と、まるで雷鳴のような音を響かせて、一斉に鬼たちの足元に仕掛けられていたプラズママインと、彼等の眼前に合ったクレイモア地雷が起爆した。大豆と同じ薄いこげ茶色のプラズマと、クレイモア内に仕掛けられた無数の鉄球……もとい、煎り豆が飛び散り、一気に無数の鬼を吹き飛ばす。と、同時に、

()ぇ!!!!!」
「ッ!!」
「おぉっ!」
「いっけぇ!!」
合計四人のフルオート射撃が一斉に火を噴いた。
口径の別なる無数の弾丸……ではなく豆が鬼たちを次々に打倒し、鬼の前衛は一気に崩れる。其処に容赦なく追加の弾丸が降り注ぎ、鬼達は更に混乱した様子を見せた。
身体を晒すもの、もしくは一部の見えている者たちは次々にアイリ、ヤミ、キリトの放つ弾丸を叩き込まれ、運よく遮蔽物に隠れる事が出来た鬼も、リョウのM2がその遮蔽物ごと薙ぎ払う。

「撃て撃て撃ちまくれ!!」
「向こうに構え直す暇を与えないで!弾膜を張り続けて!」
『アイ、マム!』
『うりゃあああ!』
「っ、ヤミ、戦闘車両(テクニカル)、数2、敵後方700mくらいから来る』
一人だけ沈黙していたシノンが突然鋭い声でけれど静かに言った。彼女の持つエネミー探知専用のレーダーに敵影が掛かったのだ。ヤミが即座に叫ぶ。

「了解、対応任せる!」
『了解。視認した』
皆と離れて屋上に居たシノンは、静かに返答した。ヘカートのスコープを覗き込むと、中央に目標をとらえる。距離600。

『やれる!?』
「心配ない。“至近”よ」
そう言うと、彼女は少し息を止め、一秒だけ溜め、引き金を引く。
他の銃よりも明らかに重々しい。大砲染みた銃声が轟き、12.7mm豆が空気を切り裂き飛翔する。其れは狙い違わずテクニカルの窓ガラスを撃ち抜き運転席へ飛び込むと、車体が大きく揺れ、横転、炎上。

「次」
其れを確認することも無く射線を右にずらす。マズルフラッシュが見えたのだろう。二台目はその針路を大きく左にずらしたが……

「(遅い)」
再び銃声。彼等の車と、シノンが放つ12.7mm豆。どちらの動きが早く正確かなど、最早言うまでも無いことだ

『ターゲットダウン。引き続き警戒に当たる』
「了解、いい腕ね!」
飛んで来た弾丸を躱しながら、ヤミが言った。敵の前衛部隊はほぼ完全に壊滅させたものの、まだまだ大量の敵がいる。散発的にでは有るが反撃も飛んで来ていた。

「弟君!アイリ、残マガジン幾つ!?」
『えっと、えっと……』
『グレネードが4、ライフルが6!Fivesevenも聞きます!?』
「満タンじ
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