テーマ短編
GGO番外編 節分!!
[2/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
も良く知っている。
『……ん?』
不意に気になって、リョウは隣を歩くシノンに尋ねた。
「なぁシノン、ストライカーって、俺の事か?」
「え?……あぁそっか、リョウは知らないんだっけ。そう、リョウの事」
納得したような顔をしてから、コクリと頷くシノンにリョウは後ろ手に首を掻きながら首を傾げる。
「何で俺がストライカー?ってかストライカーって、サッカーのあれか?」
「違う、IFV(歩兵戦闘車両)の方」
「米軍の?」
「そう」
「なんで」
「装備の火力」
端的に言うシノンに、リョウは眉をひそめた。
米軍のストライカーとは、主にICV(兵員輸送車両)等に使用される戦闘車両の系譜の一つだ。前時代、ハンヴィーを使用して移動していた歩兵に対して、より高いクオリティの機動力、火力、装甲を付与する事の出来る車両で、ICVの他にはRV(偵察車)やMGS(機動砲システム)を乗っけた高機動戦車等として利用されている、非常に汎用性に優れた車両郡である。
その基本装備は、MGSを装備しない場合、12.7mmM2重機関銃や、7.62mmM240軽機関銃、40mm 自動擲弾発射器Mk19等である。
「5.56mmアサルト、20mmグレネードランチャー、何よりM2。BoBの後しばらく話題だったよ。あの人間ストライカーは何だって」
「ひでぇなオイ」
苦笑しながらリョウは肩をすくめて言う。そんな彼の様子を見ながら、シノンは溜息をついて言った。
「まぁ、あながち間違って無い気がするけど」
そんな事を言っていると、アイリが受付に辿り着いた。
「すみませーん!イベント参加お願いしまーす!」
────
イベントのルールはこうだ。
自分達は、五階建て、コの字型の陣地を防衛すること。
攻撃側は鬼型Mobで、コのへこみの方に向けてやってくる。
敵の数は難易度の設定で選べるのだが、今回は勿論最高難易度、HELLだ。
戦闘開始から敵勢力到達までは一定時間の猶予があるので、その間に迎撃態勢を整える。
尚、支給品はいくらかの爆薬等で、弾薬は特別製の豆。数は本来の予備弾層を含めた最大数の三倍らしい。
他、ステージ内にもいくらかの装備はあるとの事。
「つまり、思いっきり派手に撃ちまくれと」
「そう言う事ね。楽しそうじゃない」
「私はあんまり意味ないけど」
「俺も弾丸はあんまり使わないからなぁ」
「でもこれバッテリーも三倍じゃない?」
アイリの言葉にそういうことか!等と驚いているキリトに苦笑しつつ、リョウは装備を確認する。シノンのさっき言った装備一式がその中にある。共にBoBを駆け抜けた大切な愛銃達だ。なんだかんだ今回はDE等は出番はなさそうだが。
『久々にあばれますかぁ』
そんな事を思いつつ、転送ポートへとたどり
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ