コラボ・クロス作品
戦士達×RoH
Roh×戦士達 《五話─人が信じ合う為に》
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スの鎧皮の値段はあれでよかったのだろうか……?
五か月の時間が過ぎる間に、ボクを取り巻く状況は、すっかり変わって居た。
一番変わったのは……知り合いと、友達が増えた事だ。
あの時出会った三人の商人、エギル、リズ、変t……ハーラインの内、エギルとリズとは、あれからずっと良くしてもらっていた。
エギルは元々商人であると同時に斧使いの、其れも攻略組プレイヤーで、同じ斧使いのボクに色々な事を教えてくれたり、教えたりした。
リズもまた同じ棒系武器であるメイス使いなため、ボクやエギルと話が合い、時折三人で色々な事を話している。
これでもボクは割と人見知りをする方だと自覚していたのだけれど、二人のトークスキルの前ではあっという間に崩されてしまった。
そんな二人とのつながりから、ボクの繋がりはあっという間に広がって行った。エギルの紹介で出会った情報屋《鼠のアルゴ》とは、普通に情報屋としてもよく利用させてもらっていたのだけど、ルビーを救ってくれたあの《思い出の丘》の情報をリョウさんに提供してくれたのが彼女だと言う事をひょんなことから知って感謝を述べて以来は、何となくそれ以前よりも仲が良くなった。
他にも何人か友達が出来た。
同じビーストテイマーだからとリズが紹介してくれたシリカや、リズの親友のアスナはSAOの中でもトップクラスの美人で、初めて会った時は正直何を言ったか全く覚えていない……と言うか、喋って無かったかもしれない。
けれどボクの都合はともかく、アスナ達にボクは何故か気に入られてしまったらしく、それからよく……何と言うか、可愛がってくれるようになった。今は僕の装備や攻略情報なんかの面で相談に乗ってもらったり、お茶に誘ってもらったりして居る。
「(でもボクに服着せて遊ぶのはなぁ……)」
其れと、誰よりも欠かせない人が、第五十二層に居るんだけれど……
「おう、待たせたな」
エギルの低い声が、ボクを現実の世界に引き戻した。と、言っても、本当の現実では無い訳だけど。
「ううん、平気だよ。それより良いの?あんな風にしたらお客さん逃げちゃうんじゃない?」
「相場は押さえても、安く仕入れねーと儲けが出ないんでな」
笑いながらそう言うエギルに苦笑して、ボクは本題を切りだした。
「それで、居場所を教えてくれる人って……」
「おう、そろそろ来ると思うが……」
言いながらエギルが入口を見る。と、まるでタイミング測ったかのように、扉が開いた。
「おーっす。あいかわらず小汚い店だなぁ」
「うるせぇぞ、それよりほら、お待ちかねだ」
店に入ってきたのは、黒いコートに黒いレザーパンツ、黒い髪に黒い瞳と言う……本当に全身黒ずくめの剣士だった。
「あ、あのっ、は、はじめまして……」
「あぁ。君が、えっと…
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