コラボ・クロス作品
戦士達×RoH
Roh×戦士達 《四話─救ってやるよ》
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2024年1月2日22:43
「ユミル!隅に居ろ!」
言うが早いが、リョウは一気に登場した首の無い巨大な騎士甲冑へと迫る。分類的にはデュラハンに近いだろうか?武器は片手に携えた腐剣だが、地面に剣尖を付けているのを見るに……
そう思っている内に、ガーディアンが両手で持った腐剣を振り上げた。
「まぁ両手剣だよなっ!」
「────!」
言いながら、振り下ろされた腐剣を、リョウは急旋回するように低空でとんぼ返りして、避け、そのまま低空跳躍で一気に接近。
「雄ォッ!」
夕焼け色のライトエフェクトが刃を包みこみ、地面を抉りながらリョウの薙刀が真下から真上へと振りあげられる。
薙刀 単発技 虎威昇《こいのぼり》
鎧を縦一閃に切り裂いたリョウはそのまま、両足を鎧の表面に押し当て、サマーソルトと呼ばれるケリの要領でその顎に当たる部分を蹴りつけながらバック宙。少し離れた場所に着地する。
脚技 単発技 昇転脚《しょうてんきゃく》
「っと……!」
さて、どの程度相手のHPが減ったかとリョウは上向いて確認しようとする。が、其処に……
「──!!」
『やべっ!?』
声無き叫びを上げながら、振りあげた剣をガーディアンが白いライトエフェクトと共にふり降ろしてくる。
「……ッ……!!」
ギリギリ、着弾寸前の所で、リョウの薙刀の柄が大剣の機動に割り込んだ。ミシッ……!と自分の骨がきしむ音がした気がした。薙刀の柄が歪んでいるような気さえするその一撃は、膝こそ付かなかったものの、しっかりと踏ん張って居なければとても受け止めきれない。
『重ッ……!』
「リョウさん!」
後ろからユミルの悲鳴染みた声が聞こえたが、構っていられる状況では無い。と、思った直後に、其れが警告だと気が付いた。腐剣を受け止めたリョウの事を吹き飛ばそうとするように、今度は丸太ほど有りそうな脚鋼による正面からの蹴りが、リョウに迫って居たからだ。
「づぉっ!」
まだ衝撃が抜けきっていないが、即座に左に転げて其れを交わす。と同時に、腰だめに薙刀を引き絞るように構えると一気に飛び上がり……
「奮ッ!!」
一気に三連続の突きを放つ。胴当て中央の全く同じ部分に連続して三回、鈍い金属音を響かせながら其れは着弾し、そのまま着地すると同時に、リョウはその脚を鎧の股間部分に向けて振りあげる。
薙刀 三連撃技 壁破槍《へきはそう》
足技 重単発技 柱脚《ちゅうきゃく》
「────ッ!!」
「ちったぁ怯めよ腐れ鎧!」
しかし怒鳴り声も虚しくと言うべきか、それにも怯む事無く横一線、丁度リョウの頭が有る高さを、唸りを上げながらライトエフェクトを纏った腐剣が駆け抜ける。が……
「っとぉ!」
寸での所で硬直が解け、前転
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