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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
コラボ・クロス作品
Roh×戦士達 《三話─Flower:Snow drop》
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と少ねーんだ」
「それは……うん……」
「それは結局のところ、皆こえーんだよ、自分以外の人間がな。そいつがどう言う奴なのか分からねー、何考えてるか全く分からねー、そう言うのって実は思ってるよりずっとこええもんなのさ。だから、別にお前が俺をこえーって思うのも、さしておかしなことじゃねぇと思うぞ?お前俺の事何も知らんし、てか時間ねーからあんまり教えて無いしな」
そんな風に言って、リョウは軽く笑いながら歩く。少し距離が開いていたので、ユミルは慌てたように駆け足で走った。

「で、でもそれなら……!リョウさんは、怖くないの?ボクのこと……」
「あぁ?俺がお前を?んー」
まぁそう言う理屈にはなるか……等と一人で呟くリョウはしかし、数秒上向いて再び肩をすくめた。

「別に。だってお前弱いしな。お前が仮に俺をはめようとしてても、返す刀でこ……制圧できるし」
「初めて会った時とかは……?」
「ん?あー、あん時は確かに若干警戒したなぁ、けど、其れはお前を警戒する理由にはさしてならねぇだろ。あん時俺がお前の事見てわかることって、格好と倒れてることと、後多分子供ってくれーだぞ?」
「でもリョウさんさっき僕の格好酷かったって……」
やや拗ねたように言うのは、先程言った事を気にしているからだろうか?ははは、と苦笑しながら、リョウは左手をヒラヒラと振る。

「恰好何ぞ、他人の本性判断する根拠としちゃ不足でしかねーよ。ぴっちりしたスーツ着たセールスマン風の男が全員まっとうな人間だってんなら、じーちゃんばーちゃんの詐欺被害はもっと減るだろうぜ」
「なら、リョウさんはどうやって僕が変な奴じゃないって判断出来たの?」
「そんなもん決まってる」
言いながらリョウはトンっと額に指先を当てた。やはり頭脳だろうか、とユミルが若干真剣な表情になり……

「勘だ!!」
「(ズコッ)」
直後に脱力したように前のめりになった。

「おいおい、ずっこけるような事か?」
「だ、だって勘って、つまり何もないんじゃ……」
「馬鹿、直感が大事なんだよ。俺の勘は当たるんだからな」
「そ、そんな滅茶苦茶な……」
ユミルが困ったような、あきれ果てたような表情で言う内に、リョウは大笑いしながらずんずん歩いていた。トコトコと小走りにユミルが続く。

「あぁ、そういや質問に答えて無かったな……まぁ、そう言う訳だから、別にお前のその他人を信じたいって考え方が間違ってるとは言わん。唯、人間は、なかなか信じ合えない生き物でもあるってのをちゃんと覚えとく事だな」
「うんっ……そういえば、最初の質問の答えは?」
「ん?あぁ、お前に手ぇ貸す気になった理由か」
「うん、其れも勘?」
小首を傾げて聞いたユミルに、リョウは小さく笑って肩をすくめた。

「別になんてこたねーよ、俺
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