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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
コラボ・クロス作品
戦士達×RoH
Roh×戦士達 《ニ話─買い物にて》
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で、面倒くさがるようなその言葉。けれどそんな風に言われてしまったら、ボクにだって嫌でも気遣われている事が分かってしまう。
出会った時からそうだけれど、リョウさんは器用で、何でも上手くこなしてしまいそうな雰囲気では有るけれど、何処か不器用な所もある。そんな人だった。今のは、正直すぐにわかってしまう位、不器用だったけれど……

「……いえ」
そんな事を思ってしまって、自然と湧き上がって来る小さな笑いを堪えながら、ボクは答える。
この人なら、きっと……

「平気です」
言いながら、ボクはフード付きのマントを装備から外した。

────

フード付きの、ボロボロのマント、出会ってから一度としてはずそうとしなかった其れをユミルが装備から取り除いた時、先ず初めに目に付いたのは、鮮やかな金色……ブロンドと言うのだったか。そう、ユミルの髪は、およそ日本人にしては珍しい、プラチナブロンドと呼ばれる類の髪だった。まぁ其れを言うなら、目の前にいる鍛冶屋の方が珍しい髪の色をしているのだが、そちらはあくまでもシステム上の設定なのに対し、ユミルの其れは驚くほど自然で柔らかな黄金色をしていて、其れが機械的に設定された物では無く、彼自身が元々持つ遺伝的形質から来る物だと理解出来る。髪型はリョウには良く分からなかったが、ボブカットと呼ばれる髪型で、髪自体はとてもさらさらとしていてさわり心地がよさそうだ。
また、髪と同じように、瞳もまた多くの日本人とは違う、透き通るような翡翠色。此方はエメラルドグリーン、と言うべきなのだろうか。等とリョウが考えていると……

「うっわぁ……」
「え、えーと」
何故かリズベットが、ユミルににじり寄って居る。口が半開きで、両手がわなわなとしており、その姿はお預けされた魚ににじり寄る猫……と言えば聞こえはいいが、もう殆ど唯の変態にしか見えない。

「ち、ちょっと触らせて……」
「え、えぇっ!?」
「そのさらさらの髪触らせて!」
「うわぁっ!?」
ついににじりよる通り越して跳びかかるようにユミルに近づいたリズが、彼の髪を撫でだす。なんでだか知らないがやや興奮した様子である。

「うわぁ、さらさら……すっご……アスナとかに見せたら何て言うかな」
「あうわぅぁ〜!?」
何やら思案顔でユミルの髪をさらさらしだしたリズベットに対しユミルは完全に混乱したらしく目をグルグルさせながら腕をブンブン振ってるが全く抵抗になって居ない。

「おーい、俺の相方で遊ぶな〜。てか鎧つけるんじゃねーんかよ」
「あ、そうだったっと。って、アンタは何か無い訳?この子の顔、さっきの様子じゃ今初めて見るんでしょ?」
「あ?何かっつってもなぁ……」
リズベットに言われて、リョウは首を傾げながら後ろ手に頭を掻く。と言っても外人めいた顔立ちなら、
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