コラボ・クロス作品
戦士達×RoH
Roh×戦士達 《ニ話─買い物にて》
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エギル当たりの方がよっぽど外人っぽいし、かと言って彼女のようにやたらと髪をいじる趣味もリョウには無い。
「あぁ、そういやお前ってハーフ?」
「え?あ、えっと……クォーターです。お母さんがハーフで……」
「あぁ。成程な」
リョウは言いながら納得したように首を縦に振ると、肩をすくめる。
「ま、さっきも言ったが正直顔についちゃ俺にとってはどうでも良いからな、このぐらいだろ気になったのは」
「っはー、こんなかわいい子捕まえてそれぇ……?」
「可愛い云々は知らん。つーかなんだ、んじゃ俺がガキ相手に欲情すりゃ満足か?」
「よくじょっ……!?」
「そう言う事じゃないわよ!!」
面白がるように言ったリョウの発言に、二人の顔が一気に朱くなる。特にユミルの顔がやばい。火を噴いたように朱い。
「ま、俺には残念ながらガキに性欲を感じたりする趣味は無い訳で、リズベットさんの願望は叶わない訳だが」
「ちょっ!?まるでアタシがアンタを欲情させたいみたいに言うの止めてくれる!?」
「違うのか?」
「違うわっ!!」
うっはっはっはっ!!と笑いながら言うリョウに、リズが顔を真っ赤にして怒鳴る。
と、その対象であるユミルは、と言うと……
「うー……」
リズの後ろに付いて、リョウをやたらと睨んでいた。
────
それから、着付けた鎧を会わせ、其れを強化し、具足と、盾を作り終えてユミルが装備する頃には、あっという間に20分以上が過ぎていた。
そうして、ようやくユミルはフル装備で登場したのだが……
「…………」
「……ぷっ」
「!?」
完全装備のユミルを目にした途端に、リョウが吹き出した。
「な、わ、笑いました!?」
「ぷくく……い、いやなんつーかよ、ずんぐりしてんな」
「そ、そうですか……?」
込み上げて来る笑いを抑えるように言ったリョウに、ユミルが自信な下げに言う。其れを見たリズベットが心底不服そうに言った。
「完全に鎧に着られてるわよねぇ……あぁ、どうせならもっと似合う装備作りたかったわよ……」
恨めしそうに自分を睨む彼女にリョウは苦笑しながら両手を上げ、その手をヒラヒラと振る。
「まぁそう言うなって、なぁ?」
「え、えぇっと……」
困ったように言うユミルに苦笑して、リョウは肩をすくめた。
「そいじゃ、そろそろ行くか。ありがとな。リズベット」
「良いわよ別に。あ、そだリョウ」
「ん?」
不意に何か思いついたようにリョウを呼びとめたリズベットに、リョウが振り向く。
「はい」
「ん、あぁ、そう言う事か」
不意にリズベットが飛ばしてきたウィンドウをみて、リョウが納得したように笑う。リズベットが飛ばしてきたのは、フレンド申請だったのだ。
「割と商売上手だな」
「そう?
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