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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
コラボ・クロス作品
戦士達×剣聖
剣聖×戦士達 終ノ試練
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消え去り、世界に静寂が戻った。と同時に、ボッボッボッボッボッと音を立てて周囲の壁にオレンジ色の炎が松明のように並んで行く。
炎達は、まるで二人の戦いを観戦しようとするかのように、ゆらゆらと揺れながら周囲に並んだ。

「えー、と?」
「さて、と……」
疑問の声を漏らすリョウの隣でソレイユがゆっくりと、金色の不死鳥の装飾が為された鞘から長刀(ちょうとう)を抜く。その姿に、リョウはぎょっと目を剥いた。

「ちょ、マジすか、ソレイユさん」
「そういうルールだしな……仕方ないんじゃね?」
「うわー、お前がそう言う奴だとは思わなかった」
「棒読みで言われてもな……」
苦笑しつつ、ソレイユはトコトコとリョウから離れるように歩き、両手で刀を構えてそれを構える。

「悪いな……さっきも言ったが、恋人を待たせてるんだ」
「なら、俺も人と待ち合わせをだな……」
「なら、自分で何とかするべきじゃないか?」
「正論だからますます困るんだよなぁ……」
それがルールならば、どうしようも無いと言うのが素直な所だった。お互い天の声に対して悪趣味だと文句の一つも言いたい所だったが、そんな事を言っても先には進めない。
リョウはソレイユとは反対方向に向けてトコトコと歩き、気が進まない。と言った風にソレイユと向き合う。

「なんか試合っぽいけど、こういう時の口上とかあんの?」
「リョウが武道の家の出ならそれも良いだろうけどな……まぁ、普通に闘う分には必要ないさ」
「さよか。あ、そだ、やる前に聞きたい事有ったんだ」
「なんだ?」
リョウがニヤリと笑って言った。

「その武器の銘を、な」
「また、珍しい物聞きたがるんだな」
「ま、良いじゃねぇか。自慢の武器だろ?」
「…………」
首をかしげて聞くと、ソレイユは少し息をついて方をすくめると、刀を見せた。

「《天鳳フェニクニス》だ。ある素材から自分で作った」
「マジ!?お前鍛冶スキルまで使ってんのかよ……熟練度幾つ?」
「マスターしてるが?」
「マジでイカレてます本当にありがとうございました」
「酷い言われようだな」
苦笑しつつソレイユは刀を降ろし、再び構えを取る……前に、リョウに聞いた。

「俺も聞いて良いか?その青龍偃月刀の銘」
「あ?あぁ、此奴か。こいつは《冷裂》ってんだ。ドロップ品でな、長い間俺の相棒だ」
「そうか。良い武器だな」
「そっちもな」
互いに笑い合うと、そこで話は途切れた。ソレイユが構えを取り、リョウもまたゆっくりと構える。リョウがけだるげに聞いた。

「なぁ、マジでやんの?」
「くどいぞ。初めに言った筈だ」
「“出来ることをやるだけ”、か……唯斬られる訳にもいかねぇし、仕方ねぇ……」
ふぅ。と溜息をついて、今度こそリョウは構えを取った。まだ
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