コラボ・クロス作品
戦士達×剣聖
剣聖×戦士達 終ノ試練
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すお二人とも!先程は(中略)──さて、それではそろそろ本題に……あ、その前にですね!(中略)──という訳で、現在お二人の世界は繋がっている訳です!この効力は今夜の零時まで続きますので、皆さん、存分にWデートを楽しんでいただければ幸いです!以上、賞品についての説明でした!では、最後に(後略)]
という旨が、大体五千文字ほどの文章でつづられていた。(ちなみに、上記の文章は150文字程度です)
読み終えた男子二人が、心底うんざりした顔で言った。
「最後までうざいな彼奴」
「まったくもって同感だよ」
「えっと、つまりどう言う事?」
そんな二人に、月雫の隣に立った美幸が問う。リョウは肩をすくめて、のんびりと言った。
「要は、今夜まではパラレルワールドの御友人と一緒に居られるから、存分に遊び倒せとさ」
「そう言う事だな。さて、なら、紹介からやり直すか」
「だな。という訳でお二人さん、任せた」
男子二人は同時に美幸と月雫を見る。そんな女子二人はというと、嬉しそうに微笑み合った後、美幸から紹介を始めた。
「えっと、この人は、私の幼馴染の……」
「桐ケ谷涼人だ。よろしくな」
二ヤリと微笑んでリョウが言うと、月雫は微笑みながら軽く頭を下げた。
「柊 月雫です。こちらこそ、よろしく、りょうさん」
「ん?あぁ、美幸か。にしても……ほほぉ、ソレイユの恋人さんか。へぇ……美人な嫁さんだなお前」
「まぁな」
少し自慢げに言う桜火に、月雫は若干朱くなり、それに気付いた美幸が微笑んだ。と、そんな月雫が今度は口を開く。
「じゃあ、次は私達の番だね。この人が、私の恋人で……」
「月影 桜火と言います。よろしく。えっと……」
「あ、麻野 美幸です。始めまして」
おっとりと頭を下げた美幸に、桜火が微笑む。
「へぇ……よさそうな人じゃないか」
「そうかぁ?これはこれでなーんとなくなぁ……」
「り、りょう!」
「おっとっと」
何かを言いかけて、慌てたように美幸に止められる涼人。その様子を見て、桜火は何かを察したように小さくつぶやいた。
「……鈍感」
「だよねー」
隣で月雫が呟き、二人で笑う。と、何かに気付いたように、桜火が涼人に言った。
「そう言えば、こっちでは自己紹介がまだだったな」
「あ?あぁ……そうだな」
言われて、ニヤリと笑って涼人は桜火に向き直る。桜火が拳を突き出して言った。
「月影 桜火だ。よろしく涼人」
「あぁ。桐ケ谷 涼人だ。こっちこそ、よろしくな。桜火」
涼人もまた、それに倣うように拳を突き出して……コツン。と小さな音を立てて、二人の拳がぶつかった。
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