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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
コラボ・クロス作品
戦士達×剣聖
剣聖×戦士達 三ノ試練
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ってアドレナリンが過剰に分泌され、解放される筋力値の度合いが跳ね上がる。

「割れ、ろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
バキッ。と音がして……ワールドイーターの尾の先端にあった棘状の鱗が砕けた。
同時に金色の光を纏った青龍堰月刀は一気に振り切られ……
先端を大きく切り裂かれると同時に、力比べに負けた尾は横に吹き飛んだ。

「ギジュァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?」
再び自らを襲った強烈な痛みに、ワールドイーターは長大なその身をのけぞらせる。しかし流石に直ぐに正気に戻ったのか。鎌首を向けてリョウを睨み付け……そんな大蛇に、リョウは問うた。

「おいおい、良いのか?俺ばっか見てて……」
しかしてそう聞いても、アルゴリズムを持って動く大蛇は気付かない。
先程まではリョウの後ろに居たはずの影が、今は視界の何処にも居ない事にも。

「……まったくだ」
その影の持ち主……ソレイユが、大蛇の体とデコボコとした鱗を足場にして跳ね上がり、大蛇の真上で居合いの体勢を取っている事にも。

「ふぅ」
貯めていた息を軽く吐きながら、ソレイユは鯉口を切った。

剣聖 最上位単発溜強化技 ワールド・エンド

────

刀を振り切った体勢のまま、ソレイユはすたりと地面に着地し、その刀を鞘へと収める。同時に、リョウは振り下ろしたままの体勢だった体を持ち上げ、いつものように音も無く冷裂を肩に担ぐ。
ソレイユの刀が鞘へ収まり、チンっと小さな音を立てた。瞬間──巨大な大蛇の頭が、彼の後ろへと落ち……

バァンッ!と音を立てて、大蛇の体はポリゴン片へと変わった。
キラキラと舞い散りゆくかつては巨大な蛇だった物の中を、リョウとソレイユは次へと続く扉に向かって歩む。と、丁度新路上で二人が並ぶと、リョウはニヤリと笑って言った。

「流石、お見事。だな」
「そちらこそ、大した力だ」
「おっ、こいつは光栄」
前回と同じように、二人はコツンと拳をぶつけて、次の扉へと歩いて行った。

三ノ試練 巨像 突破
残り時間 03:26

────

「うーん、一言で言うと、浮雲みたいな人かなぁ……」
「浮雲?」
「うん」
コクリと頷いて、月雫は言った。

「なんて言うか……掴みどころが無いって言うか……こう……自由奔走っていうのかな?」
「うーん、縛られることが嫌いな人?」
「うん。束縛は嫌いな人、マイペースで……その延長なのかは分からないけど……何考えてるのか分からない所が結構あるんだね〜」
少し困ったように、月雫は続けた。しかし言っている口上は文句っぽいのに、その表情はどこか楽しげに見えて、美幸としては其処が楽しかった。

「結構ついて行けない所もあるし……突拍子も無い
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