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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
コラボ・クロス作品
戦士達×剣聖
剣聖×戦士達 三ノ試練
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ま体を挟んでリョウ達とは反対の地面に倒れ込む。今のダメージで、ワールドイータのHPは既に残りわずかな所まで行っていた。

「やれやれ、肉体言語じゃ勝負にならねぇな」
「まぁ、並みの相手ならこれで十分だと思うがな」
「そう言う割にゃ、お前さっきから余裕そうにみえるぜ?」
「まぁ、もう少し凄いのとやったことがあってな」
「お前は一体何と戦っていたんだ」
「さぁな。とりあえず常識では測れない奴らだよ……なぁ、アポカリプス、クリスタル・オーシャン……」
呆れたようなリョウの言葉にソレイユは答えると最後の方にかつて闘った非常識な存在たちの名を語り掛けるように呟いた。その、直後、再び頭を持ち上げて此方を睨んだワールドイーターは、尾の部分を思い切り振りあげる。

「やっべ、叩き付けじゃん」
「躱すぞ」
「あいよ!」
言いながら二人は全力で右に向かって走り出す。この尻尾の叩きつけには振り下ろすまでは追尾性能があるが……

尻尾が振り下ろされる。尚も全力で走ったソレイユとリョウの真後ろに、それは着弾した。
ソレイユとリョウのダッシュに追いつける程の物では無い。

「って、ん?」
「あれは……」
と、振り下ろした尾っぽを今度は思い切り引き、ワールドイーターは相変わらずソレイユとリョウに狙いを定めている。

「あー、これもしかすっと……」
「…………」
ソレイユは無言で、しかし何かに気付いたように飛び上がる。リョウも同時に跳ね、その真下を尻尾が通過する。と、更にワールドイータが尻尾を引いた。思い切り振り上げ、振り下ろしの構え。

「ちっ、やっぱか。乗れ!」
「……」
突き出した冷裂の上にソレイユが乗る。こういう状況になった際の対処法は、事前に決めてあった。先ずリョウが、ソレイユを冷裂に乗せ、彼を地面に振り下ろし、反動で移動する。この時点でどちらかを尻尾は追尾する。それがソレイユだった場合はそのままリョウとは逆方向に移動だが、この場合……

「あーも、焦るんだよ!」
冷裂の重さによって常人より明らかに速く着地で来たリョウが、全力疾走でソレイユとは逆方向に走り出す。次の瞬間、リョウの後方に巨大な尻尾が着弾した。

「ソレイユ!」
「尾を使って近づけさせないつもり、だな」
流石、分かっていたらしい。それが証拠に、またしても大蛇は尻尾を大きく引き、次はその先端をソレイユに向けている。まぁ、こういうパターンになるのも分からないでも無い。何しろ先程から髪付きや這いずりは一度も命中していないし、ブレスも懐に入られて攻撃を受ける結果に終わっているのだ。こう言った攻撃パターンにアルゴリズムが切り替わってもおかしくは無い。

「陣形!一発は防ぐ!」
リョウが怒鳴った。ソレイユは一瞬リョウの瞳を正面から見て、確認するように二人
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